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原田あきら
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本当の「安全安心」とは何か=“安全パトロールが高齢者福祉を発展させる”?=

本当の「安全・安心」とは何か?

 今回の予算には驚きます。
 「財政危機」と叫んでは区立保育園や学童保育、障害者施設などを民営化し、菅平学園などを早稲田に二束三文で払い下げしたりしてきた区長。ところがやるとなったら大盤振る舞いです。タバコのポイ捨てチェックで話題となった安全パトロールに元警察官を9人も増やし、おまけに今ハヤリの防犯カメラを設置するってんで3億円以上つぎ込むっていうんです。
 大盤振る舞いといえば他にもノーベル賞をとった小柴博士の散歩道を整備するってんで2億円。アニメを地場産業にしよう!…に一億円。そりゃあ「絶対反対!」というものではないとも思うけど、他にもっとやるべきことがあるんじゃないかと私は思うんです。
 日本共産党に寄せられた声のひとつですが、最近痴呆が始まった一人暮らしの女性でそれまで元気だったのに、だんだんと一人でできなくなっていく不安のなかで「もう情けない、死んでしまいたい」といってきたんです。共産党の女性議員が介護認定をとってあげたり、入れる施設はないかと探したりしたけど要介護認定1と判断された彼女は半永久的に特別養護老人ホームには入れないとのこと。やっぱりこういうことに税金は使ってほしいと思うのは共産党だけでしょうか。
 
安全パトロールが高齢者福祉?
 さて、2月23日の日本共産党 山崎一彦区議団長による代表質問。山崎区議は“本当の安全安心とは何か。安全パトロールや防犯カメラよりも教育や保育、介護福祉などに光を当てるべきじゃないのか。まずは特養ホーム建設など高齢者対策を”という趣旨、質問しました。すると区長は“防犯はすべての基盤。これが高齢者福祉の発展の土台になる”旨、答弁。安全パトロールを高齢者福祉につなげるとは…。思わず口がパカッと開いてしまいました。
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