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わが母校の入学式に出席してきました!

 本当に新一年生はまじめでかわいらしくて、また時間講師で働いていたときのように教室に戻りたくなりました。桜も全部散らずに残っているし、天気もいいし本当に春らしい中での入学式でした。

逆に波乱を引き起こしている都の教育委員会 
 そんな祝福すべき卒・入学式をつかって都の教育委員会がめちゃくちゃやってます。
 「日の丸」「君が代」の押し付けに反対し、国歌斉唱時に着席するなどした教員をなんと170名処分した東京都の教育委員会(むしろ石原都知事)。すでに各国の新聞に批判的に取り上げられ、国連の人権委員会にも訴えが出されるなど、日本国内外のジャーナリズムから非難を浴びています。  
 朝日新聞の社説の論調では、「日の丸」「君が代」を批判しているわけでなく、それを押し付けて従わなければ処分するというやり方を批判するというものでした。まさに多くの国民感情を表していると思います。学習指導要領による画一的な教育が問題となっている中で、最悪の統制教育のあらわれだと私は思いますがみなさんはいかがでしょう。

国歌斉唱時は着席しました 
 本日、四月六日は小学校の入学式の日で、私も母校杉並第二小学校の入学式に参加してきました。いまは入学式開会の起立と同時に国歌斉唱に入りますので、あえて自分の信条を表明する場合には着席をしなければなりません(「ご起立ください」といわれて立たないよりも緊張するんです)。「君が代」斉唱のために起立したわけではありませんので、そのまま歌わなければそれで信条は守られます。
 しかし、このような都教委の思想・信条の侵害が横行している中で、私としては着席し、わかる形で自分の信条を表現することでこそ私なりの思想・信条のバランスがとれるものと思い、PTAの会長さんに自分の意思を伝えた上で着席しました。もちろんその後の二年生の校歌斉唱のときは子どもたちと一緒になって母校の校歌をしっかり歌ってきました。

 私は朝日の社説からもう一歩踏み込んで、「日の丸」「君が代」自体の問題性も指摘したいと思います。3月16日付の「議会活動」でもとりあげましたが、第二次世界大戦の侵略国で国旗を変えていないのは日本だけ。もしもドイツがいまでもハーケンクロイツを国旗に使っていたら周囲の国はどう思うでしょう。
 白地に赤い日の丸。非常にシンプルで印象的なマークであるかもしれません。しかし、そうしたマークに血塗られたイメージをつけてしまったのは日本の歴史です。日本の歴史を知らなければそうしたイメージも持たなくていいわけですがそうは行きません。朝鮮半島や中国、東南アジアにはいまだにこのマークを見ると人間が鬼となっていく様をフラッシュバックさせる人がたくさんいます。この旗に向かって愛国心を確かめようとしてもそれはただ、戦国時代のキリスト教信者が踏み絵をさせられるようなもので私には受け入れられませんでした。

新しい国旗をつくる!?
 
 最後に。
 この前、友人と「じゃあ、新しい国旗を考えよう!」という話になりました。友人は「日の丸はシンプルでいいデザインだ」という人です。そこで、いやなイメージを持った人でも納得のいく工夫をしようという話になりました。
「日の丸のなかに平和の象徴、鳩を飛ばしたらどうか?」
「いっそ日の丸をハートにしたらどうか?」
 案外、いろんな意見が出てきて尽きない感じ。国民みんなで考えた、そんな旗がオリンピックやサッカーのワールドカップではためいたらどんなに愛国心というものが子どもや大人に芽生えるでしょうか。

 確か国旗国家法案が通るときはそんな話し合いを求める声があったはずですが…。
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