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エツ!? 不登校児も犯罪者扱いで警察へ報告?

驚くべき内容「学校と警察との相互連絡制度の協定について」

 学校が認識した問題行動をとる児童を「連絡表」に詳しく記入してそれを警察に送る。ナイフなど凶器を使った傷害や売春、麻薬の受け渡しなど、刑事事件であったり深刻な問題を引き起こしている非行行為などで教師では手に負えない事態のときに警察に通報するのは当然のことでしょう。しかし、「問題児」の概念に際限がなくなり、警察が思いのままに児童をチェックする体制ができるとしたらどうでしょう?
 例えば不登校児童まで警察がマークするとしたら。これが現実となっているのが、区が個人情報保護審議会というところに突然諮問してきた「学校と警察との相互連絡制度の協定について」というものです。
 増加するとともに凶悪化する少年犯罪を取り締まるため、あるいは大多数の児童・生徒の安心安全のため、などといいますが実際は、犯罪増加の原因は放置したまま、もっぱら犯罪者を検挙するためだけに終始する、国民監視・統制制度の確立をねらったものだとの指摘もされています。

「個人情報登録票」がすごい!これが警察にずっと保管される?

 警察への報告は書面で送られます。それが「個人情報登録票」です。いくつかの案があるようですが、「名前・住所・生年月日」のみならず、「内心等の情報」「財産の情報」「心身の情報」「犯罪・違反状況」などが記されることになっています。こんな子どもの重大な個人情報がその子どもの知らないうちに学校によって勝手に警察に送られるのです。
 区はこうした個人情報を一年で廃棄するとしていますが、警察においてはなんと保存期間がどれくらいなのか決まっていません。「これから協議する」そうです。

はっきりいって警察を信用できない。
一生その子にレッテルを貼るつもりじゃ?

 だいたい最近の警察といったら、不正に個人情報を流出させたりお金にまつわる腐敗が絶えなかったり…、こんな警察に一生ものとも言える超重要な個人情報を預けられますか?近辺で何か問題が怒るたびにその資料を基に疑われる。何か起こせば通常よりも追求や罪が重くなる。そんな社会でどうして人間的な発達を子どもに保障できるでしょうか。 
 不登校を一時期でもすれば一生警察にその情報をにぎられ、経歴上にレッテルを貼られる社会。警察のそんな社会づくりがネライじゃないでしょうか。こんな協定の締結を前向きに警察と話そうとする教育長…かなり問題です。杉並区の教育観。
 
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