日本共産党
杉並区議会議員
原田あきら
HOME
プロフィール
議員活動
すぎなみ探検隊
お知らせ
趣味のページ
リンク
議員活動
<< 戻る

7.26保健福祉委員会
18年度に学童クラブNPO委託を復活!

保健福祉委員会に所属となりました

 前回の第2回定例議会で保健福祉員会の所属となってから初めての委員会審議です。緊張とともに怒りに震え、感情を前面に出した質問でした。質問したのは主には和泉の大火事にたいする区の対応と学童クラブのNPO委託についてです。

委託中止事件の総括をしないまま18年度委託方針を報告

 区はいったい何を考えているのでしょうか。
 あれだけの事件を起こしておきながらそれに関わって区は総括をほとんどせず、そのまま18年度委託方針を保健福祉委員会に報告してきました。一年前突然学童クラブのNPO委託を「決定だ」と言い渡された和泉北学童クラブと新泉学童クラブは共働きの忙しい生活のなかにもかかわらず、やみくもな区の予算削減と「委託」至上主義に対抗し、自分たちの子どもと杉並の学童保育を守るために区との懸命な議論を重ねてきました。

総括らしきものはメモ程度で文章にもなっていません

NPO委託が今年三月に計画中止になったとき多くの父母は「今までの苦労が泡となった」と感じたそうです。しかし、NPO委託がうまくいかなかったのはむしろ父母の努力があってこその、まさに大成果と捉えるのが正しいと思います。区の方針による明確な学童保育の質の低下を父母が見逃さず、一度動き出したら止まらないといわれた区の強引な福祉切捨てを止めたのが今回の事件だったのではないでしょうか。
 それにたいして区は委託の仕方が拙速すぎたこと、選定したNPOに問題があったことを
いうばかりで、やみくもな予算削減が区民の求める保育行政とかみ合ってないということを認めようとしないのです。委託後職員の低賃金問題も含めて委託の方向性は問題なかったというのが区の見解のようですが、しっかりとした総括がなければ議論もできません。

「15年度の取り組みに対する検証結果を踏まえ」とあるのに…

 
 報告には冒頭「15年度の取り組みに対する検証結果を踏まえ」とあるのですが、次の「当面の基本的考え方」でいきなり「平成18年度に2学童クラブを委託する」とかかれるのです。いったい何を踏まえたのかちんぷんかんぷんです。区職員から委託法人への引継ぎ期間をいくら延ばしても職員のアルバイト化による指導力低下など学童の質を落とす実態には目をつぶっているのが私への答弁からわかります。
 委託に2年かけるとしながらも今年の8月には検討会を設置し、10月には保護者等から意見を聴取し、12月には委託対象学童などクラブなど具体的な方針を決定するといいます。来年の5月には委託法人の選定が始まる計画。
 みなさんはこういう区の態度をどのように思われますか。これ一つとっても私は区のNPO委託方針を信用できません。

検討会には和泉北、新泉の父母を入れない

 8月から設置されすぐに検討が開始される検討会ですが委員の構成を見ると、学識経験者2名、公募区民2名、民生・児童委員または主任児童委員1名、青少年委員1名、学童クラブ父母連絡会1名となっています。和泉北、新泉両学童クラブの父母はここに入っていません。お忙しいとは思いますが、「15年度の取り組みに対する検証結果を踏まえ」るのであれば当然入ってもらうべきメンバーではないでしょうか。こうした委員の選定にも区の不誠実な姿勢が見られます。
 こうした区の鉢を回すようなやり方にはむしろ新たな運動が区内のそこここで生まれるように区民が声を上げ続けなければなりません。区はこのほど、どこかの大学の調査で「行革NO,1」の称号を得ましたが、そうした予算削減がいったいどの分野から行われているのか、私はこれを機に広く区民に知らせていきたいと思います。
<< 戻る

杉並区成田東4-5-14
TEL 3391-0977

Copyright(c)2004,AKIRA HARADA
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。