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若者雇用のいま

非正規増え 高卒者に影響

 正規雇用から非正規雇用への置き換えによる影響をいちばん受けているのが新規高卒者です。
 厚生労働省の「雇用管理調査」(二〇〇四年)によると、新規高卒者(ことし三月卒業)を採用内定しなかった企業は70・0%にのぼりました。三年前は60・6%。10ポイント近い急増です。

 採用内定しなかった企業のうち、35・0%が「原則として新規高卒者は採用しないから」と答えています。企業規模が大きくなるほどその割合が多くなり、三十人から九十九人規模の31・2%に対して五千人以上の規模では58・8%でした。(グラフ)

 採用しない理由(複数回答)をみると、「高卒の知識・能力では業務が遂行できないから」が41・5%で最多ですが、「パート・アルバイト等で支障がないから」が25・1%と続き、企業が正規雇用(正社員)から非正規雇用(アルバイト、準社員、派遣、請負など)への置き換えをすすめていることがうかがえます。五千人以上の大企業では「業務を請負等の外部に委託したから」の11・5%が目立ちます。

 新規高卒者の採用抑制は、就職率の悪化や不安定雇用に就く高卒者の増加をまねいています。

 文部科学省が八月に出した「学校基本調査」では、卒業者全体に占める就職者の割合が16・7%にまで下がりました。「進学も就職もしていない者」は7・5%、「一時的な仕事に就いた者」は2・2%です。

 日本高等学校教職員組合と全国私立学校教職員組合連合がおこなっている就職実態調査は、就職を希望していても、求人のあまりの少なさに初めから就職をあきらめてフリーターになったり、進学へと進路変更したりする生徒が増えている、と指摘しています。
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