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アナン総長―イラク戦争は違法

どうする区長!?
 「イラク戦争が違法」で、なんで「どうする区長」なのか? 実は山田区長はイラク戦争容認論者。大量破壊兵器疑惑が捏造であった可能性が出てきたとき、日本共産党杉並区議団の山崎団長が一般質問で区長に聞きました(「議会活動」2/24付)。
“それでも区長はイラク戦争を容認するのか”。これにたいして区長は“戦争にはどちらにも言い分がある”と答弁。“国連の決議に基づいている”と言ったこともありました。
 しかし、今回その国連がはっきりと“決議に基づいていない”“イラク戦争は違法”
といったのですから、日本政府と一緒になってあの戦争に万歳した区長はその見解を改めなければなりません。

大量破壊兵器「発見不可能」宣言

 13日、パウエル米国務長官が「イラクの大量破壊兵器は、将来にわたって発見不可能」と発言したことにたいし、アナン事務総長は英BBC放送とのインタビューで、イラク戦争は「われわれ(国際社会)の観点からも、国連憲章上からも、違法なものである」と言明しました。さらに、「私はこれから先ずっと、国連の承認や国際社会の広範な支持のない、イラク型の作戦(戦争)が起きることを目にしたくない」とのべ、昨年三月に国連安保理の決議を経ないで始めたイラク侵攻は不法であるとともに国際社会の総意を得ていないという考えを改めて示しました。

決算特別委員会ではぜひお聞きしたい、区長さん

 9月28日から始まる決算特別委員会は決算書の各分野で一問一答の質問ができる議会の花ともいえる場です。その場でぜひ区長の姿勢を明らかにしていただきたいと思います。その自治体の首長が「戦争」というものにどのような態度をとるのか。これは決してどうでもいいことではないと私は思います。「戦争」をやることで障害者、女性、子ども、高齢者の権利は著しく奪われます。「戦争」を“ある程度やむなし”といったり“言い分はある”などという首長は、必ずその政治で「区民の痛みもやむなし」と言うことになるからです。
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