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近鉄、地元ファンに“サヨナラ”の贈り物

 「趣味」のことがらなのですが、あまりにも社会的問題ですので「議会活動」でとりあげます。

近鉄バファローズらしい劇的な幕切れでした

 本拠地・大阪ドームでの最終戦。同点で迎えた延長十一回、西武の森投手から大村、星野両選手が連続二塁打でサヨナラ勝ち。二塁ベース上で抱き合う選手の姿は、まるで優勝を決めたときのような喜びようでした。
 四万八千の観客がグラウンドを見詰めました。投げる、打つ、走る、守る――。一つひとつのプレーに、わきあがる大歓声が胸にしみました。

 五回には、西武・松坂投手がマウンドに。球界のエースと猛牛打線の対決に、ファンの応援も、いっそう力がこもりました。
 六回には近鉄の四番・中村選手との対戦が実現。150キロのストレートを、中村がフルスイングで空振り。結果は二塁ゴロでしたが、ファンも選手も“名勝負”を心から楽しみました。
 試合には右アキレス腱(けん)を断裂していた吉岡選手やストッパーとして活躍した赤堀投手をはじめ、近鉄を支えてきた選手らが次々と登場。ファンはそのたびに立ちあがり、惜しみない拍手を送りました。

磯部選手会長にひときわ大きな声援

 最後までチーム存続を経営者側に訴えた礒部選手会長が打席に入ると、誰よりも大きな拍手がわき、試合後も「礒部、礒部」の大合唱。「よくがんばった」「ありがとう」の大声援を受けました。
 試合後、「夢をありがとう」などと書かれた、たくさんのボードや横断幕が揺れるスタンドに、選手たちはサインボールを投げ込みました。ベンチ前の西武ナインとも固い握手を交わします。選手やファン、そして裏方たちの目には涙が浮かんでいました。
 熱烈なファンは「ぼくの命だった」「自分自身を失うような気持ち」と口々に語りました。ファンにとって愛するチームがなくなることほど、つらいことはありません。
 しかし、選手たちがこれを守ろうと奮闘した姿が日本野球界の展望を開いたことは間違いなく、ファンの顔も何か明日の方向を見ているように感じました。
 55年の歴史に幕を閉じる近鉄。大阪での最後の夜に、ファンに最高の贈り物をした選手たちは輝いていました。
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