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決特中継:民主党、“私は館内派”と学童NPO化推進を強調

委託失敗の原因究明せず

 決特委員会ではいくつかの会派から学童クラブのNPO委託について質問が出されました。
 そのどれもが原因を深く追求することなく“どうやったらNPO委託が出来るか”という質問。自民党は地元の斉藤常男議員までもがその立場から質問。区はNPO委託失敗の要因について、委託期間の短さ、NPOの未成熟などをあげていますが、肝心の区による予算削減の弊害には一切触れずじまい…。まるでそこだけは「聖域」扱いです。また、議員の誰もがそれを追及しない。まあ、区長がにらんでいますからね、そこはみんな怖がって質問しないのかな。

登録制で待機児解消?

 中には民主党の田代さとし議員のように“単独施設だからダメなんだ、児童館のなかにある学童だったらいいんじゃないか”と、どうやったらNPO委託できるかという質問ばかり。さらには今、高井戸地域で大きな問題を引き起こしている登録制について、“もっと登録制を拡充して待機児解消に努めよう”といった要望まで出す始末。
 登録制とはいままで定員制で行っていた学童クラブを登録さえすれば何人でも入れるよという制度で、つまるところ“定員なんて決めないで、つめこんで待機児解消だー”というものです。

“登録制は順調です”?

 まあ、これみたら区は「乱暴な言い方だ、そうならないように努めてる」って言うかもしれませんが、実際、モデル事業にされた高井戸にある学童クラブでは登録児童が80人にまで達し、大変な問題になっていました。職員は子どもが来てるかどうかチェックするだけでも一日を奪われ、子どもの成長などには力を向けられなくなってしまいました。さすがに大きな問題があるとしてこの度、第二学童なるものがつくられましたが、「最初から学童クラブを増設しとけばよかったんじゃないか…」と思ったものです。
 区もあつかましいもんで、誰かの質問に「登録制は順調です」と答えてました。そんないいかげんな答弁に簡単にOKサイン出しちゃう議員もどうかと思いますが…。もうちょっと地域の声を聞いたほうがいいですよね。
 これをみていただいている学童クラブの父母の方はどうぞこうした議員に声をあげていってください。意外と地域の声を聞いてないで役人の言い訳に惑わされているだけだったりもするんですよ。
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