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20歳から介護保険料徴収!?
11月22日(月)から第4回定例議会
質問している様子=第3回定例議会
来週の月曜日から始まる第4回定例議会。
10日ほどの議会ですが、話題は盛りだくさんです。
例えば、学校統廃合問題(区は「統合」といってますが事実上の廃校を行おうとする計画です)、震災・水害など防災対策、教育委員会委員の任命などです。
私がとくに注目するのは学校統廃合問題と教育委員会委員の任命。数会派が学校統廃合について質問しますが、日本共産党のくすやま議員はこの計画が逆に学校の環境を悪くするものになることを真っ向から追及します。おそらく24日(水)の午前中になると思います。統廃合賛成議員の質問も気になるところです。父母のみなさん、学校関係者の方々、平日ですので来れない方もいらっしゃるでしょうから、すぐにこのHPで報告しますので安心してください。
私も一般質問やります!
実は前議会に続いて今回も私が一般質問をやります。質問テーマは「介護保険制度の見直しについて」。なかなか「29歳の男がやりそうもないテーマ」と友人からも言われますが、もちろん高齢者にとって非常に重要な問題なのですが、実は今回私たちの世代にとっても重大なことが起こりそうなんですよ。
えっ!20歳から保険料をとられる?
実は来年、始まって以来4年間たった介護保険を見直すことが法律で決まっています。その見直しでは普通だったらどうやったらもっと便利で優れた制度になるかを考えるところが、もっとお金のかからない制度にできないかという話し合いが行われているんです。その一つに20才の人たちからもお金を徴収しようという話があるんです。
国民年金13300円を毎月払えず、無年金になる人が増えているなか、国民健康保険料だって毎月払えず風邪にかかっても病院にいけない青年が増えているのに…なーんと今度は介護保険料を出せと政府から青年はいわれているんです。
ここまで徴収しないと老後が成り立たないなんて、おかしくないですか?
日本でこうなんだからじゃあ、フランスやイタリアとかはどうなっているのかといえば、こんな心配は全くない様子。そもそも、税金の使い方を間違えてるんです。いまだに国と地方あわせて数十兆円の大型公共事業をやっているから、大事なところにお金がいかず私たち国民に押し付けられているんです。
痴呆で足が悪くて一人じゃ出歩かない人に…
今度の見直しで問題となっているのが、重度でない介護度の人はこの制度を利用しないようにしようという動きです。具体的には、要支援および介護度1(介護度は要支援〜介護度5まである)の人たちが利用していた炊事、清掃などのサービスを取り上げてしまうというもの。
ちなみに介護度1といえば、痴呆でみていないと駄目でさらには足が悪くて、介助がないと日常生活に困難をともなう人なんかがそうです。これで介護度1じゃあ、2〜5の人はどうなってんだという感じですが、そういう状態なんです。介護サービスがあってこそ外に買い物にいったり食事を自分で作ることに挑戦し続けられるのです。
ではこの人たちはサービスを取り上げられた後どうするのか。実は「新・予防給付」という計画で介護度があがらないような訓練や研修を行うことになっているといいます。
しかし、すでに人の手がないと日常生活に支障をきたす人たちです。こうした訓練に一人で歩いていって参加することがどうして想像できるのか不思議です。政府はこういってます。「介護サービスがあるから歩けなくなるんだ」…。
こういう実態の見えてない人たちにズバッと地方から、若い世代からも声を上げていきます!
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