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外かく環状道路建設のPI協議会で「とりまとめ」発表

 本日、道路交通対策委員会がひらかれ、私も出席し質問してきました。

30年以上前に凍結された計画

 善福寺の自然を破壊し東京都の財政を破壊する高速道路、外かく環状道路(以後「外環道路」)は1970年(私の生まれる5年前)、当時の大臣の“もっと住民の声を聞かなきゃ進められない”という宣言で凍結されたままになっていました。しかし、それを解凍させようとしているのが何を隠そう石原都知事。これにそって杉並も以前、広報を使って外環道路のためのインターチェンジ建設を予想図入りで区民にばら撒きました。これには多くの区民が「とんでもない!」と立ち上がりましたが、とくに地元の方々は各種集会を開いたり区長や議会に申し入れするなど自らの住環境と杉並の自然を守るために奮闘しました。

PI協議会がつくられる

 住民の運動や環境問題への意識の高まりによって、やみくもな開発推進ではなく住民や専門家の話も聞かなければならないとPI(パブリック・インボルブメント)協議会がつくられました。こうした国と都の行う道路建設事業では全国初の試みでした。
 その場は計画が作られていく場ではなく、そもそもこの計画は必要なのか、効果はあるのか、デメリットもあるのではないか等々、根本から話し合おうという場でした。この事業が依然として構想段階でしかないことがわかります。

「社会的に判断されれば…休止もありうる」!!

 この「とりまとめ」は本当に興味深い文面をたくさん含んでいます。特に注目したいのは「協議会での確認事項」の(2)「今後の進め方」の第一点。「国と東京都は、引き続き、社会全体として外環計画の意義がない、と社会的に判断されれば『計画を中止することもありうる』、との考えを念願に議論する」とあります。一度決まったらてこでも動かないといわれた都市計画決定。この決定にもかかわらずこうした文言が「とりまとめ」の一部として現れてくるのは大きな意義を持ちます。
 杉並区を見渡せばまだまだ環境破壊、財政破壊としての外環道路を知らない人がたくさんいます。こうした人たちに実態を知らせることが必要です。「社会全体の判断」によれば止めさせることもできます! 手に手をとって杉並の環境を守りましょう。
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杉並区成田東4-5-14
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