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「杉並公会堂の利用方法等について」が発表

とんでもない無駄遣い!杉並公会堂改築計画

 260億円をこえる巨費を投じていく杉並公会堂の改築。
 日本共産党や市民団体などから大きな批判を受けながらも、山田区長のオール与党議会によって通されてしまいました。来年から9億円ほどにもなる巨額の債務を区民が負担していくことになります。30年間にわたって。
 この改築事業はPFI方式といって、工事からその後の運営まで民間企業に任せることになっており、そうすることによって民間の柔軟な発想が活かされた施設となると区は太鼓判を押しています。しかしいまの時分、荻窪にコンサートホールをたてて人が集まるでしょうか。
 「無謀だ」「使用料が高くなるように絶対に区民に被害が及ぶ」「そんな大金、他につかうべきことがあるじゃないか」など、この計画を知った区民からは怒りとも思える反応が相次ぎます。

しかも区民のものでなくなる?

 「絶対に良くなります」。これが区の口癖でしたが、運営後、公会堂はどうなるのでしょうか。
 完全に民間に明け渡される杉並公会堂。区は“民間との協働”をうたいますが、実際は、“一度動き出せば運営に対してはもう何もいえない”のが実態。もし「平和問題で集会を開こうとしたとき、公会堂が使わせないといったらどうなるか」。民間(企業)による利用者の差別的な扱いが正当化されてしまいます。区民が思うように自由に利用できるのか、その保障がないのが最大の問題です。

利用料は上がり、学校が使っても金をとる

 完全に民間に明け渡した施設ですので区が使用してもお金がかかります。もちろんこれまでは無料でした。学校が使ってもお金をとるといいますから、「民間にやってもらったほうが効率的」という区の説明が本当か疑ってしまいます。

受けつけ開始日時は10ヶ月前の2日
区民が午前9時、一般が午後2時

 「区民の利用が一般利用によって制限されるのではないか」との指摘もありましたが、受付の時間に区民と一般との差がつけられています。区民は午前9時、一般は2時の受付です。
 しかし、誰か有名な人の催し物と違って区民の利用が10ヶ月前から決まっているものかどうか不安ではあります。

はたして稼働率の目標を達成できるか

 「大ホールで70%、小ホールで80%の稼動率が必要。それだけ区民の皆様に使っていただかなければならない」
 これは公会堂改築についての説明会で「今は、月に何度もうまらないことがあるのが現状のホールだが、改築後の各ホールの稼働率がいったいどれだけなら黒字になるのか」という質問にこたえたもの。
 「本当に大丈夫か?」会場ではため息まじりの不安感がうずまきました。失敗すればその尻拭いは区民の税金によっておこなわれます。
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