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ファルージャ 遺体多数が女性・子ども
米軍総攻撃の無法性示す

 【カイロ=小泉大介】米軍によるイラク中部ファルージャ総攻撃で死亡したイラク人の大多数が女性や子どもであり、米軍が攻撃の口実とした「テロリスト」や「武装勢力」とは何の関係もないことが明らかになりつつあり、総攻撃の無法性が改めて浮き彫りとなっています。
 現地からの報道によると、ファルージャ総合病院の医師で遺体回収の責任者をつとめるサメル・アルアーニ氏は二十七日、緊急に発見・回収した七百の遺体のうち、五百四の遺体が女性と子どもであり、他が高齢や中年の男性であったと発表しました。

化学物質使用か

 同氏によれば、遺体は瓦礫(がれき)の下や民家の庭、建物の屋上、路上などで発見されたもので、なかには化学物質を含むとみられる兵器で焼かれた遺体も存在しました。今回の緊急回収はファルージャにある二十七の地区のうち六地区でおこなわれたものにすぎず、今後、さらに多くの遺体が発見される可能性が高いとされます。
 イラクの独立系日刊紙アルラフィダイン二十六日付は、同地のアルアンダラス地区に一時帰還した住民が埋葬した百五十の遺体のうち、瓦礫の下から発見されたもののほとんどが女性、子ども、老人だったと報道。さらに、遺体のすべてがファルージャ住民のものと確認され、外部からの侵入者と見られる遺体はなかったと伝えました。

なぜ外部からの立ち入りを認めないのか

 米軍は総攻撃開始から一カ月半以上経過した現在もファルージャへの攻撃を継続しています。アラブ系通信社クドス・プレスは二十七日、現地住民の話として、米軍が二十四日から二十五日夜にかけ、アルアスカリ地区などで抵抗勢力と激しい銃撃戦をしたと伝えました。
 同通信はまた、引き続く攻撃により、市内への立ち入りを許された住民は極めて限られていると指摘。大多数の住民が身分証明書を提示したにもかかわらず、米軍により理由も示されないまま立ち入りを拒否されているとしています。
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