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中野警察大学跡地問題で都庁に申し入れ
日本共産党中野、杉並区議団代表と住民代表団。20名近くはいました。
このHPでなんども取り上げてきた中野駅のすぐ横に広がる14ヘクタール(東京ドーム3.5個分)の空地、中野警察大学校等跡地(以後「警大跡地」)。
http://www.yuiyuidori.net/jcpskd-harada/html/menu2/2004/20040512124315.html
1月12日(火)、13日(水)、そして本日17日(月)と相次いで警大跡地問題での活動をしてきました。
“ビルとビルの間に避難すればいい”?
中野区民と杉並区民の約10万人分の広域避難場所に指定されている警大跡地。そこに数本の高層ビルを有する巨大な都市開発をおこなうとなれば当然、避難場所は減らされることになります。
都側も申し入れの重要性を感じてか、10名ほどの説明員で臨んでくれました。
しかし、中野区は“ビルとビルの間が避難場所だ”といいはって、区民の声を聞こうとしません。ビルなどからの落下物は地震被害の見過ごすことのできない一つです。区は新しい建築物は大丈夫といっていますが、長周期という地震波によって高層ビルは大きく左右にゆれます。そのエネルギーによる被害想定はまだはっきりしていないのが現状です。
「火災旋風」をしっていますか?
しかも大地震によって発生する巨大火災は通常の火災の域を越え、いくつもの危機的状況を発生させます。その一つが火災旋風。巨大な火災による巨大な熱が上昇気流を作り出し、火災に囲まれた小さな広場に至って、炎の竜巻を作り出す恐ろしい現象です。関東大震災時にはこの火災旋風が数十本生まれ、多数の死者を出したといいます。
中野区は全国一、住民一人当たりの公園面積が少ない自治体。何か災害があったとき逃げ込める広場が日本一少ないといってもいいでしょう。その人たちのための防災公園をつくらないで巨大なビル群を作ってしまおうという中野区長。まさに異常です。
東京都はこの声を真剣に受け止めて!
東京都はよく安全安心のまちづくりだといっています。しかし、こともあろうにビルとビルの間の避難場所を容認する発言をしたものですからとんでもありません。中野といっしょに東京都も厳しい意見を突きつけられました。
杉並と中野と東京都は“H13年三者合意”というものをつくり、警大跡地は中野だけの問題ではないとして、「4ha以上の防災公園」などを約束しています。しかも当時考えられていた公共施設がつくられないことになったのでますます、公園にできる敷地が増えた状態です。中野にたいし、住民や日本共産党中野区議団は幾度もの申し入れを行ってきました。杉並区としても、住民とわが党の追及で、不十分ながらも中野にたいする6項目要求をつきつけて防災公園の確保を訴えています(が、中野からは正式な申し入れとうけとめられず、ある意味、なめられている状態です)。
“東京都は都民の防災拠点をつくる責務を負うという観点から、しっかりと中野区にたいしてNOを突きつけてほしい!”これが申し入れの最大のポイントです。申し入れの内容は以下の中野区議団HP(
http://www.jcpnakanoku.net/seisaku/04_bousai.html
)でご覧ください。この申し入れは3項目ですが、“中央防災会議の発表を踏まえて都の新しい防災計画をつくりなおせ”旨の4項目目が加えて申し入れています。
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