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学校給食の食材仕入れが地域から区外に流れてます。
今、学校給食における食材の仕入れが区外の業者に流れている事態が問題となっています。
調べてみると“平成16年5月”の食材仕入れをみると、区立小・中学校全体でお肉が25%、魚が93%も区外に流れていました。
地域経済の循環が滞る
“カネは天下のまわりもの”という言葉がありますが、これでは“まわらない”事態になっているわけです。給食費は父母が出しているものですが、その食材購入費が地域の商店などで使われず、区外業者が受注すれば地域の経済循環が損なわれるのは当然です。
一月1400万円の仕入額
魚にいたってはこの5月の仕入額で1400万円。その額の90%以上が区外に流れているのですからとんでもありません。
少々、単価が高くても地域の商店に発注すれば税収の面でも区財政に返ってきますし、収入を得た商店がまた地域の商店を使うという派生効果もあります。
努力すれば小さな商店でも参入できる
とある区内の食品会社にお話しをお聞きしました。すると「たしかに一般の魚屋と学校給食は違う。けれども努力次第で学校の近くの小さな魚屋さんでも学校給食はできる」といっていました。
区が積極的に区内仕入れを呼びかける
新宿では区が学校地域の魚屋、肉屋、乾物屋などをピックアップし、できそうなところには区のほうから積極的に呼びかけて学校給食の食材を担ってもらおうとしているそうです。なれないうちは失敗もあるのだそうですが、調理師さんも学校も「大きな目で地元業者を見守っている」体制があるとのこと。
杉並区でもそうした区の積極性が必要とされています。
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