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昨日はメーデーでしたね。
でも「メーデー」って何?
「メーデー」といえば5月1日におこなわれる労働者の祭典。それさえも知らない方が増えているなか、あらためて民衆の力を社会に示し、そんな力を確認する場にしたいですね。
メーデーって何?
メーデーとはもともと120年ほど前、1886年5月1日にアメリカ労働者が八時間労働制要求をかかげて運動をしたことを契機に行われるようになった運動です。
日本では1920年(大正9)に第一回が行われ、日中戦争突入の前年である1936年(昭和11)に禁止されています。
戦後すぐの1946年には復活しますが、1952年(昭和27)、政府による取締りで死者をも出す弾圧事件の場ともなります。アメリカとソ連による朝鮮戦争が1950年に始まり、アメリカは日本をその戦争の前線基地とすべく、再び日本の軍事化を促進し始めました。政府はメーデーなど国民の要求行動を取り締まるようになり、皇居前広場への侵入を禁止。事件はこの皇居前広場に進入したメー-デーの一部デモ隊に、警官隊が拳銃や催涙ガスで攻撃し死者二名・負傷者多数を出したというものです。
メーデーの歴史が語るその力
政府や企業の横暴ぶりが国民の審判にさらされるとき、このメーデーは沸き起こり、戦争など支配が際立つときに真っ先に弾圧されてきたのがこのメーデーでした。その長い歴史からわかるように、メーデーは国民の影響力を悪政にしめす重要な場であり、ときとしてその力のバロメーターにもなる場所です。そこには悪政推進勢力がもっとも嫌がる国民の団結と連帯があるのです。
今年もたくさんの人 43000人!
あいさつする志位和夫委員長=1日、東京・代々木公園
東京では、全国労働組合総連合(全労連)などでつくる実行委員会が主催する中央メーデーを昨年に続いて渋谷区・代々木公園で開催。強い日差しで汗ばむ陽気のなか、四万三千人が参加。「海外で戦争をする国づくりは許さない」「悪政と雇用・賃金破壊を団結の力ではね返そう」と力を込めて唱和しました。
また、日本共産党の志位和夫委員長もあいさつ。自民・公明・民主が悪政を競いあう「二大政党」であることを厳しく告発すると会場からは「よーし!」の声。平和と暮らしを守る日本国憲法を前面に掲げ、メーデーに参加したみなさんとの連帯を宣言すると会場からは大きな拍手が沸き起こりました。
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