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知事問責決議案を提出
共産党都議団 都民の不信招いた
自公民が反対
（2005年6月7日(火)「しんぶん赤旗」）
日本共産党都議団の吉田信夫幹事長は六日、東京都議会の議会運営委員会理事会で、石原慎太郎都知事が特定の側近を重用し、非民主的、強権的な都政運営で都民の不信を招いたことは重大だとして、石原知事にたいする問責決議案を提出しました。
異常な都政運営
問責決議案は、浜渦武生副知事がおこなった社会福祉総合学院の運営に関する民主党への質問依頼に、石原知事自身が直接関与していたことをあげ、「責任がきびしく問われる」と指摘。また、「知事が週に二―三日しか登庁せず、人事や政策全般が事実上、浜渦副知事の手にゆだねられるという異常な都政運営の実態が浮き彫りになった」と批判しています。
吉田都議、自・公・民各党の対応を批判
自民、公明両党は、石原知事が新たな副知事人事を提案して人心一新をはかるとして、問責決議案の七日の本会議への上程に反対。民主党も、知事の問責には同意しかねると反対し、同決議案は本会議に提案されないことになりました。
吉田氏は、議会運営委員会後、都庁内で記者会見し、「石原知事の非民主的な都政運営が都民に問われているなかで、問責決議をあげることは都議会としての責務だ」と指摘。副知事を入れ替えただけで石原知事自身の責任が免れるわけではないとして、「都議会『オール与党』の多数の反対で問責決議案の上程が実現できなかったことは許されない」と自公民各党の対応を批判しました。
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