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7.9 みんなの会学習会に160人!
つくる会教科書採択を許さない大きなうねり
去る7月9日(土)、杉並の教育をかんがえるみんなの会が『共通の歴史認識を求めて―ドイツとポーランドの場合―』なる学習会を開きました。
この集会はつくる会教科書採択を阻むための事実上の決起集会の意味も持っていたといえます。
両国が納得のいく歴史認識づくり
“共通の歴史認識を求めて”と題して、みんなの会は一ヶ月ほど前にも杉並とソチョ区(韓国ソウル市の一行政区)の住民団体による共同企画を行ったばかりです。各国によって違いのある歴史認識を、対話と理解によって両国が納得のいく歴史観に立とうとする試みでした。
山田区長はこの企画に際し、ソチョ区長との面談も避け続けました。議会では“来る方が失礼だ”といわんばかりのものいいでした。
各国共通の歴史観づくりは世界の主流
今回の集会ではこうした動きが実は世界では特にヨーロッパでは盛んに行われてきたことを最初の弁士であるサーラ・スヴェン東京大学助教授が報告。侵略、被侵略という過去をもつドイツとポーランドが共通の歴史認識を作るべく努力した様子が生々しく語られました。ドイツやその隣国、その他の侵略戦争の歴史を持つ国々が歴史認識をめぐる様々な努力のなかでヨーロッパの共同の発展を作り上げてきたことを知ることができました。 恥ずかしげもなくアメリカにくっついていくことこそが最大の外交などと思い込んでいる日本(政府)が、アジアの中で孤立していく未来を予想せずにはいられませんでした。
つくる会が体力を失うなか、
いよいよ姿を現してきた自民党
次に弁士としてたった俵義文さん(子どもと教科書ネット21事務局長)は、“この運動に携わってきて4年前との大きな違いを考えるとそれは自民党の動きです”と語りました。
俵さんはつくる会教科書の動きが日本が戦争できる国づくりの一貫であることを鋭く指摘した上で、4年前一万人いた「つくる会」会員が“2005年までに8万人を目指す”としておきながら、逆に7500人に会員を減少させている実態を報告。そのなかで自民党があからさまにつくる会教科書導入のための運動の担い手として姿を表に出さざるを得なくなったことを明らかにしました。
もちろん政党・政治家がある一つの主張のために教育に介入することはあってはならないことです。しかし、そうした無法行為を行ってでも自民党がつくる会教科書導入に躍起になるバックの圧力の強さを感じざるを得ません。もちろんバックにいるのは再び戦争のできる国づくりや、一部の人たちによって国民統制を行える国づくりを願う財界の人たちです。
さあ、街にうってでよう!
集会では講演とともにこの間交流を深めている日本や韓国の住民団体の発言が数多く行われ、活気に満ちたものとなりました。
共同アピールも採択され、良識ある教科書採択を区や区教委に訴えるべく、良識ある活動を展開し、良識ある歴史観をまずは杉並区民の間から広げていこうと認識を統一しました。
このHPでも活動の予定や結果報告を行いますので、興味のある方は参加してください。
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