日本共産党
杉並区議会議員
原田あきら
HOME
プロフィール
議員活動
すぎなみ探検隊
お知らせ
趣味のページ
リンク
議員活動
<< 戻る

学童クラブ・荻窪北保育園

民間委託の経過に保健福祉委員会で多くの苦言
 本日(7/15)保健福祉員会があり、学童クラブや荻窪北保育園の民間委託について説明がありました。

この間の経過

 学童クラブの民間委託は昨年の委託失敗後、再三の総括提出を父母が求めていたにもかかわらず、区は提出を遅らせてきました。区が総括のかわりと証する民間委託「Q&A」も父母の納得を得られるものではなく、不信感が募っていきました。
 そのようななか今年の2月28日、新たな委託対象学童が発表され、和泉北学童は対象からはずされたものの、新泉学童は引き続き対象学童とされ、新たに松ノ木小学童クラブが対象となったのでした。
 「民間委託に反対していた和泉北が対象からはずされ、協力的だった新泉が引き続き対象となり、選定委員会の苦しみをまた味わわなくてはならない。どうしても納得できないし、もう体力は続かない」と新泉の父母は語るのも理解できます。

選定委員会の立ち上げや運営に多くの課題

 本日の保健福祉員会では計4人が質問。質問したすべての議員が学童問題に触れました。
 このなかで特に質問が集中したのが明日(7/16)から始まる受託法人選定委員会の委員選出問題です。
 委託失敗や再度の委託対象となるなどの経過を踏んできた新泉学童はこの間、選定委員会に出席する選定委員を決定することができないでいました。
 そのようななか、杉並にある47学童の現役父母や父母OBがつくる組織である父母会連絡会(通称「父母連」)が、“新泉に代わって代理人を出すので委任してほしい”旨、7月5日に新泉の1・2年生の父母に向けて通知しました。
 しかし、この通知を出すことについて新泉の父母との事前の話し合いはなく、委任結果が公表されたのが昨日(7/14)、そして二日後の16日には選定委員会が始まるといいます。委任されたと父母連、区は報告しますが、その代理人と新泉父母との会合もないままです。

質問に立った全ての区議から心配の声

 父母連の活動に対する敬意とともに各議員からはこの代理人選出が良い方向に働くのか心配する声があいついで出されました。
 区議からの質問で共通した点は、新泉と父母連の両者を結ぶ区の配慮でした。やみくもな選定委員会開催の意向が父母の連帯の分断をつくってはいまいか、そうした心配の声が語られました。

区の責任回避にはあきれるばかり

 この父母連の代理人派遣の要請を受け入れた区。父母連の報告における、対象34世帯にたいし17世帯が委任、7世帯が反対、1世帯が白紙、無回答9人のアンケートを受けて選定委員会に代理人を出席させる要請を受諾した根拠としています。
 しかし、父母連と新泉父母との意思疎通の実態については“父母連と新泉の問題でどうこう言う立場にない”と責任回避します。どうこういう立場にない組織の代理人をどうして公の議論の場に出すことを承認できるのでしょうか。この矛盾は放置できません。
 公明党の議員から指摘された“父母連の人と新泉の父母とは会ったことがないと聞いているが”との質問にたいしても“どっかであっているとは思う”程度の回答で“代理人と新泉父母が話し合った上での明日の選定委員会になっていないのでは”という指摘を否定できませんでした。

日本共産党の小倉議員ピシャリ!
学童の問題も荻北保育園の問題も区の姿勢に問題あり

 保健福祉委員会の副委員長である日本共産党小倉順子区議は各議員がひととおり発言した後、最後に質問。
 「学童クラブの問題も荻窪北保育園の問題もそうですが、父母のみなさんは民間委託自体には賛成していてもやはり質の低下ということに不安を抱いている。今回の選定委員会開催ありきで強引に進めた場合、また不安が高まるのではないか」と指摘したあと
、「明日の選定委員会を強行するよりもまずは父母連と新泉の話し合いの場をつくってあげたらどうなのか」と指摘しました。
 私もこの問題の解決はそこにしかないと思いました。

区は父母の声から学び取る姿勢を

 荻窪北保育園の父母が公開プレゼンテーションを求めているにもかかわらず、かたくなにそれを拒否する区の姿勢は“何か問題の起こりそうな場面は排除していく”という山田区長によるトップダウン政治の弊害です。
 現場の声、父母の声こそが杉並区政を発展させる道筋を教える教科書であり、そうした人たちこそ区政の教師であることを区は知るべきではないでしょうか。
<< 戻る

杉並区成田東4-5-14
TEL 3391-0977

Copyright(c)2004,AKIRA HARADA
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。