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「平和都市宣言」杉並の歴史に汚点!
許せない!つくる会の歴史教科書を採択
本日(8/12)、杉並区教育委員会にて残念ながら「新しい歴史教科書をつくる会」の扶桑社版歴史教科書が採択されました。扶桑社版公民教科書は不採択になりました。
教育委員5人のうち、3人が扶桑社の教科書を推薦。そのうちの2人は区長が送り込み、自民・公明・民主・自由無所属区議団などが登用に賛成したつくる会賛同者。もう一人はやはり区長によって提案され、議会が承認(共産党は反対)した教育長です。
前回4年前、つくる会教科書を不採択にした教育長は区長によって更迭され、今の教育長はそのとき区長室長をやっていた人です。
「子どもたちに謝るしかない」
「けれども、これからが始まり」と涙の区民
採択が決まると傍聴に訪れた人たちからは怒りの声とともにため息のもれる音。その後の集会では、ずっと教育委員会を傍聴し、監視活動を行ってきた方が「ただただ、子どもたちに謝るしかない」と語り、続けて「けれども、これからが始まり」とうったえました。集まった方からは悔しさとともに明日への決意として大きな拍手が送られました。
「本当の歴史を子どもたちに」?
ゾッとします…
一方、「日本人は残虐な行為などしていない!」と訴え宣伝していたつくる会教科書関係者は万歳を繰り返していました。「これで本当の歴史を子どもたちに手渡せる」とつくる会の区役所前集会に参加していた人が話しているのを聞いてゾッとしました。
これからは行政やつくる会派の議員などによる教育現場の監視活動が行われる可能性があります。そうした行政や議員による教育への介入を阻む闘いも必要です。
いよいよ区長の是非を問うとき
8月1日の区役所前行動「みんなで輪!」。700名の区民が集いました。この力があれば区政は変えられます!
これだけの区民の声(教育長が認めたように教育委員会に届いたFAXやメール、電話ののなんと
98%がつくる会教科書反対
)にもかかわらず、区長のつくる会採択装置が強引に働いたわけです。
この結果はいよいよ、こうした区長の政治姿勢の是非を問わなければならないということを指摘しています。
これまで、杉並区の教科書問題は「つくる会 VS つくる会反対派」と報道されてきたように思います。区長の姿がなかなか見えません。区長こそがこの問題の黒幕的存在であることを区民の皆さんと一緒になって追及したいと思います。
区長と区民との政治への意識の乖離(かいり)は、教科書問題だけではありません。区立保育園や学童クラブ、介護・障害者福祉施設の民営化問題、学校統廃合問題、290億円の公会堂改築問題などなど、あらゆるところで区民との軋轢(あつれき)を生んでいます。こうした悪政に悩む人たちが手に手をとれば必ず政治は変えられます。
真に区民が主人公の区役所を目指して、ここからがんばっていきましょう!
この横断幕もまだまだ倉庫で休めそうにありませんね。
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