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日本共産党杉並区議団が
つくる会教科書採択にたいして抗議声明
日本共産党杉並区議団は杉並区でのつくる会教科書採択にたいして以下のとおり、声明を発表しました。
杉並区の教科書採択に関する声明
一、本日の杉並区教育委員会の会議で、「新しい歴史教科書をつくる会」(以下「つくる会」)の歴史教科書が採択された。「つくる会」は、南京大虐殺や日本軍の従軍慰安婦、朝鮮人強制連行などの加害はすべて「日本を糾弾するために捏造されたうそ」だと主張し、太平洋戦争で「国民はよく働き、よく戦った」など歴史を歪曲し侵略戦争を賛美している。
一、太平洋戦争を「大東亜戦争」といい、侵略でなく自衛のためのやむを得ない戦争であったという山田区長の歴史観が今回の背景に強く存在している。教科書選定の実権を握る教育委員に、「つくる会」教科書採択論者の2名を強引に任命するなど広範な区民の声を無視し、「つくる会」教科書採択を遮二無二すすめてきた。
一、杉並区は、原水爆禁止運動発祥の地であり、文化や教育も広範な区民の努力が豊かに育んできた。また、韓国ソウル市ソチョ区、オーストラリアのウイロビー市と友好都市の提携を発展させてきた。これらの教科書が使われることは子どもたちに歪んだ教育を押し付け、杉並区の歴史と伝統を汚すともに国際的な信頼を失うことにもなり、断じて認めるわけにはいかない。
また、今回の教科書選定において教育現場からの教科書評価を書き替えさせるなどのルール破りが行われた。卑劣で許されない行為である。
杉並区教育委員会は、今回の教科書選定を振り出しに戻し、区民の声をよく聞いて歴史教科書の選定をやり直すことを強く要求する。
2005年8月12日
日本共産党杉並地区委員会
日本共産党杉並区議団
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