原田あきら：都市環境委員会で視察に行ってきました②

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都市環境委員会で視察に行ってきました②

　高松の次は高速バスで神戸に向かいました。高層ビルの窓から見える神戸は１０年前に大震災があったことを忘れさせるほどの大都市でした。


神戸が誇る港が見えます。震災後、真っ先に整備が進められました。

　神戸空港の開港を宣伝するポスター。
　海の港と空の港、どちらも「復興」の名の下に整備がすすめられました。
　しかし、港が整備されても人間の生活が成り立っていなければしょうがないんじゃないのかと指摘されたり、神戸空港に至っては「必要性がない」ともいわれています。
　神戸のすぐ近くには大阪国際空港、関西国際空港がすでに存在しているからです。

　大通りを歩くとこんなショッピングウィンドウを見つけました。さすが神戸…やっぱりセリーグだとここかあ。
　私は思いました。高層ビルからの綺麗な風景よりも、こういう街の余裕みたいなものに「復興」を感じるなあと。
　震災被災者に貸し出された「災害援護資金」というのがありますが返済が滞る市民が少なくありません。利用者は五万六千人ですが、一万五千人が通常返済ができず、死亡や自己破産、行方不明が四千四十一人にのぼります。
　神戸市のまちづくりが震災後の市民の生活とどう結びついているのか。もっと路地や商店街を歩いて実態を見たいと思いました。


区役所につくとまずは神戸市からのレクチャー。最初は「東京弁」をつかっていた職員がだんだん関西弁になっていって、話し方もなんだかぶっちゃけたようになっていく様子が面白かったです。

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