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新泉・松ノ木小学童クラブの委託法人決定

運動に一定の成果

 新泉、松ノ木小の両学童クラブの民間委託がすすめられてきましたが、本日11月8日の保健福祉委員会で委託法人が決まったとの報告がありました。

法人は社会福祉法人「福音寮」

 区長は当初、NPO委託などという耳あたりのいい言葉を使って学童予算の削減に躍起になりました。
 その中で一学童につき1000万円の委託費というめちゃくちゃな議論が行われるなど安ければ何でもいいといった委託が強引に進められました。しかし、そうした企てが失敗に終わり、選定のあり方も相当の議論が行われてこの夏にかけて法人選定委員会が開かれ、このほど決定したものです。
 結果、社会福祉法人の受託が決定。他区において営利企業などが参入する学童の民間委託の被害を一定回避できたものと言えるでしょう。

一学童あたり1300万円の委託費

 一学童の委託費は1300万円。これに障害児加算や事務費などが加わります。この額が果たして前回の委託次期と比べてどうなのか、あるいは実際に職員の賃金にするといくらになるのか検証が必要です。今後、このHPにも見解を述べたいと思います。

運動に一定の成果

 この間の区の対応は、前回の委託失敗後、しっかりとした総括を行わないなどずさんなものでしたが、「学童クラブの質は落とさせない」という父母の強い意志の前に一定の努力を払わざるをえませんでした。
 法人選定委員会では会ごとの報告を父母に行い、開催しないと言い張っていた公開プレゼンテーションを開催しました。そして、企業ではなく社会福祉法人への選定に決まったことなど父母や関係者の運動が一定実ったものです。日本共産党区議団も議会での活動をもって運動を展開しました。

予算削減には変わりなく、区民の監視が必要

 しかし、そうはいっても予算削減であることは間違いなく、社会福祉法人といっても他区の民託で起きているような、職員がコロコロ変わる現象を防げるとは限りません。法人選定委員会の委員選出の際も父母と区とのもめごとが起きていますし、公開プレゼンテーションも前回とは違い、父母以外の参加を認めていませんし、父母の意見を述べる機会はありませんでした。
 区長が掲げる「スマートすぎなみ計画」は金勘定だけで自治体の仕事を切り貼りする最低の政治です。まだまだ区民の監視の目が必要でしょう。
 全国に誇る杉並の学童クラブをこれからも守り育てていく姿勢を、区長や区幹部職員に求めていかなければなりません。
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