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水害対策は「可能な限り」の姿勢を改めよ

都市環境委員会がありました③
 二日前の都市環境委員会は大事な委員会となりましたので三日がかりの報告となりました。半地下の建築について指導要綱がでました。
 要綱は水害地域や可能性のある地域での半地下や地下室のある建築において、建築主が区に対して届出をすること、区の指導が行われることなどが書かれています。
 また、汲み取りポンプの設置も指導されることになります。
 特に罰則や具体的な制限などの強制力があるわけではありませんが、区の姿勢をとりあえず示したものとして要綱の普及が急がれます。

三井グラウンド開発で地域の水害はどうなる?

 この日は、浜田山の住民から三井グラウンドの開発によっておこる水害への対策を求める旨の陳情審議がありました。
 グラウンドであれば降った雨は多くが地面に浸透します。しかし、マンション建築の際はアスファルト舗装され、降った雨が下水に流れ、豪雨の時は低い地域で汚水と混じって溢れ出します。そのための対策を何とかしてほしいという陳情でした。
 区は、すでに三井が水害対策のため雨水貯留施設をつくることを検討していると答弁。水害を引き起こさない程度に対策を施すとしましたが、もともとグラウンドの南の地域は深刻な水害の可能性をもつ地域。
 私は、「自分のところの雨水を“できる限り処理する”という対策にとどまらず、地域の水害を根絶する拠点とすべき」と区にしました。区は、三井の示した以上の対策はグラウンド内では物理的に無理、地域の総合的対策で対処するとしました。

「可能な限り」ではなく「絶対に」

 日本共産党杉並区議団は総合治水対策として三点を示しています。
①降った雨を地中や敷地内で処理し下水に入る水量を少なくする
②下水にからあふれる水を地下などに貯留する
③下水に圧力をかけないために河川の水位を下げる(下水と河川は繋がっている)ことです。
 雨水流出抑制対策指導要綱というものが区にはあり、公共施設や大規模な民間施設に降った雨の下水への流出対策を示しています。しかし、その表現は対策について「可能な限り」となっています。「絶対に」流出させないという姿勢が都市型水害を深刻にさせていることを私は議会で追及しました。
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