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麻生外相はなぜ戦争賛美発言を繰り返すのか

“台湾人は戦時中に日本が教育した”?
 麻生太郎外務大臣がまたとんでも発言を行いました。日本の台湾植民地支配を美化する発言で中国国内での批判が高まっています。

“台湾の義務教育に力を入れた”

 麻生外相は四日、福岡市内での講演で、日本が植民地支配下の台湾の義務教育に力を入れたと指摘し、今の台湾の発展はそのお陰とでもいうような発言をしたんです。

「義務教育」ではなく「皇民化教育」

 中国外務省の孔泉報道官は五日、「加害国の外交当局の最高責任者がこうした言論を発表するのは…中国人民の感情をひどく傷つけるものだ」と非難。
 新華社通信は「麻生外相の言う台湾での『義務教育』は『皇民化』教育だった」と反論し、「『皇民化』教育は、日本の侵略者が台湾を支配し、隷属化する本当の意図をはっきりさらけ出しており、必ず失敗に終わる運命のものだった」と指摘しました。

強制労働の責任を問われている麻生家企業

 こうした麻生氏の言動はどうして繰り返されるのか。そのルーツがひょんなところから明らかになります。
 2004年、日韓協議で韓国は戦時中の強制連行犠牲者の遺骨収集と返還を求め、日本もそれに応じ、調査を始めました。
 ところが対象企業125社のうち8社しか調査に回答なし。強制連行の歴史的犯罪を認めようとしない企業の性根が丸出しとなりました。
 実はそれら未回答の企業に麻生外相がトップをつとめる「麻生ラファージュセメント」の名前があったのです。

麻生新社長、熱く語る!

 強制連行を行い、その過酷な労働ゆえに多くのアジアの人たちの死者を出した日本企業。そうした企業の中でも福岡から全国に名をはせたのが「麻生鉱業」でした。
 麻生家百年史という分厚い本があります。麻生外相が三代目に就任した直後の1975年につくられました(ちなみに私の生まれた年)。
 麻生太郎新社長は「企業が社会的責任を果たすということに価値観を見出すようになるべきだ」と書いていますが、語るに落ちるとはこのことです。
 強制連行の歴史犯罪を認めることのできない麻生家のお家事情。これがこの間の麻生外相のとんでも発言の背景にあるとしたら…。麻生外相とはいったい何者か。戦争賛美の勢力とはいったい何者か。白日の下にさらされ始めています。
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