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三井グラウンドから旧石器が出土 

2月本格調査へ!!

 三井グラウンドのマンション開発に先立つ遺跡調査において、縄文時代よりも古い旧石器時代の遺跡が発見されました。
 3万7千人の広域避難場所、三井グラウンド。そのグラウンド一帯の用途地域緩和(低い建物しか建てられなかった地域に高い建物を建てられるようにすること)を区が行うことで中高層マンションが建てられるようになる…住民の怒りが爆発し、大きな住民運動となっていました。
 ところがこの三井と区の計画に思わぬところからストップがかかったのです。
 工事に先立って昨年行われた遺跡調査の試掘で本格調査を要する遺跡が発掘されたのです。出土した遺跡は旧石器、縄文、弥生それ以降にもまたがる複合遺跡で、二月に本格調査が開始されることとなりました。

2〜3年は調査地での建設は無理か?
用地の半分は建設開始?

 本格調査によって調査地での建設は数年は無理になると思われます。
 しかし、遺跡の出ていない北側半分では建設が遂行されようとしています。広域避難場所をズタズタにし、貴重な都会の自然を奪う…緑と命の砦を守れ!この声を区内各地から区と三井に届けようではありませんか。

何が出たのか

 試掘では、メノウ製の石器やナイフ型石器など後期旧石器時代の石器が出土。
 他にも落とし穴状土坑や炉穴(=外で煮炊きした炉の跡。いずれも縄文時代)、方形周溝墓(一辺10〜12m。弥生後期)、土師器、須恵器、陶磁器など、各時代にわたる遺物と遺構が出土。見事な複合遺跡です。
 1月27日には、「高井戸小学校の校庭から、3万2000年前の炭化木材や旧石器が出土」と報道されていますし、過去には近くにある高井戸清掃工場建設のときに2万数千年前の石器出土で騒がれたことがあります。

遺跡公園として保存できないかなあ… 
そのときは「三井」を冠した名前にしてあげてさ

 三井グラウンドを南に下った川向こうには区立塚山公園があります。ここは約3万年前の局部磨製石斧の出土でも知られていますし、縄文時代の環状集落遺跡として学術的に重要な遺跡とされています。
 そこでどうなんでしょうかね。
 塚山公園に連なる遺跡に親しむ公園として三井グラウンドを残せないものか。そのために区は三井に用地買収を申し出る。三井がそれをのんだら公園名には「三井」を冠して「三井上高井戸公園」とかにするとか…。
 環境破壊企業の汚名をきさせられるマンション開発での儲けか、杉並区からその環境保護の栄誉を永遠にたたえられる公園作りへの協力か…三井の賢明な選択を待ちたいですね。
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杉並区成田東4-5-14
TEL 3391-0977

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