原田あきら：三井グラウンド開発に絡む条例改正議案自民・公明・自無が賛成！

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三井グラウンド開発に絡む条例改正議案

自民・公明・自無が賛成！


たぬきよ、お前はどこへ行く… 区内では貴重な在来種のタヌキです。

　本日の都市環境委員会で三井グラウンド廃止に絡む条例改正案が審議され、自民・公明・自由無所属区議団が賛成しました。反対は共産党だけ。
　なんと私以外は質問や意見開陳もほとんどなしの審議でした。

初めて区議会会派の賛否が問われる場

　三井グラウンドの地区計画決定によって提出された条例の改正議案は、グラウンド内の用途地域を緩和するものです。端的に言えば第一種低層住居専用地域という１０ｍ以上の建物を建てられない地域に６階建ての建物をつくれるようにしてしまうものです。
　これまで都市計画審議会の場でも公明党などが住民の声を代弁して質問などしていましたが、賛否は問われていませんでした。
　今日は初めて区議会各会派の意見が述べられ賛否が表明される日だったのです。
　賛否の結果は以下に…
〇杉並自民議員連盟（自民党）の２人（はなし俊郎・曽山繁両議員）が賛成
〇公明党の２人（青木さちえ・島田としみつ両議員）が賛成
〇自由無所属区議団の１人（山田なおこ議員）が賛成
〇自由民主党杉並区議団の関昌央議員は欠席でした。

私以外にほとんど質問なし

　驚いたのは日本共産党の私以外に誰からもまともな質問が出なかったこと。公明党から「みどりの条例改正議案」と関わっての質問があっただけでした。
　公明党はこれまで賛否の問われない都市計画審議会などでは住民の側に立った質問をしていましたがこの日はそうした質問は一切ありませんでした。
　広域避難場所の確保や手続き上の問題、さらには発掘された旧石器の本格調査についても質問要望したのは私だけで、最後の意見開陳でさえ、どの会派からも手が上がらず採択されました。

３月１７日の本会議採決にはぜひ傍聴を！


トンボよお前はどこへ行く… キイトトンボの区内唯一の生息地です。

　区民にとってこれほど大事な問題がこんなんで決まっていいんでしょうか。
　３月１７日の本会議採決で三井グラウンドの用途地域緩和が完全に決定しますが、そこへの区民の監視の目が必要です。また、３月６日から始まる予算特別委員会でも１４日か１５日にこの問題が取りざたされます。みなさんの厳しい目を区政にむけ、区民の声を無視して恥じない会派には来年の区議会議員選挙での審判を下さなければなりません。

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