原田あきら：議会中継⑤：予算特別委員会で松浦芳子区議さざんカード利用の値上げを区に迫る

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議会中継⑤：予算特別委員会で松浦芳子区議

さざんカード利用の値上げを区に迫る

　高円寺地域選出の松浦芳子区議が本日の予算特別委員会にて、登録団体の区施設利用料を半額にするさざんカードの値上げを迫る質問を行い、区も一定同調しました。
　松浦区議は予算特別委員会の歳入の審議の際に質問。
　「半額じゃ安いんじゃ？」と区に聞くと区の地域課長も「低廉(ていれん)だなあと受け止めている」と答弁。
　その直後、“社会活動が盛んになっているといういい面もある”としましたが、結局「ただ、安い」としました。

いったい誰が値上げしろといったんだ？

　私は地域で子ども会を２５年近くやっています。区の施設を子どもの頃から利用してきました。
　当時は区の登録をしていれば無料でしたから子どもでも会議にたくさん利用できました。私たちが使う時間帯はちょうど大人の使う時間帯とずれていて施設を非常に有効に使えていました。子ども同士で議論する中で培った会議力は今の私に大きな影響を与えてくれています。
　それが有料になったとたんに使えなくなり、ひどい区だと思ったのを覚えています。
　区民の団体、とくに子どもに関わる利用などは安くしこそすれ、高くするなどもってのほかです。いったいどこにもっと値段を上げろという人がいるのか。

誰の施設のつもりか！

　区議会議員になって２千億円をこえる予算に触れると地域の生活が確かに見えにくくなります。「数百円の利用料値上げぐらい…」って思っちゃうんでしょうね。
　しかし、その無邪気な直感が大変な被害を区政にもたらすんです。
　もともと税金を払って施設を支えているのは区民です。運営に携わっているからといって、区議や区長の私物じゃないんですよ。

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