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文科省工事
天下り企業8割受注
井上議員 官製談合疑惑を追及
質問する井上哲士議員=11日、参院行革特別委
文部科学省でも天下り談合事件が発生していたことをご存知でしょうか。
日本共産党の若手国会議員、井上哲士議員は11日の参院行政改革特別委員会で、文科省発注工事において同省OBの天下り先企業が受注額のなんと八割以上を独占していると追及しました。
「櫟(くぬぎ)の会」だあ?
井上議員は、三月の予算委で同省天下りOBでつくる「櫟(くぬぎ)の会」というものがあることを指摘。その会員がいる企業による文科省本省発注「管工事」(機械設備・給排水などの工事)の談合疑惑を追及しました。
11日の質問では、文科省が所管する国立大学法人などが'02年〜'05年度の四年間に発注した管工事1636件を調査した結果を公表しました。
「櫟の会」会員がいる企業は、一億円以上の大規模工事、計425件中290件を受注。契約金額は約1213億円で、受注総額の81・9%を占めていました。
小坂文科省「しっかり指導したい」と答弁
井上議員はさらに、一億円以上の随意契約でも「96・2%が天下りを受け入れている『櫟の会』企業が受注している」として同省の見解をただしました。
小坂憲次文科相は「しっかり指導したい」と答えました。「櫟の会」については、三月の井上議員の追及後「自主的に解散したと聞いている」とのべました。
そこで井上議員はいってやったんです。『櫟の会』の「自主解散はやましさを自ら認めたに等しい。天下りにメスを入れなければ、入札の問題は解決しない」と。いやまさにその通り。
しかし、「指導」だけですか?文科省…
しかし何でこんなことが「指導」で終わるのか。明確な犯罪じゃないですか?
こんな状態があると知っているのに、言われてから何とかする体質。しかも「指導」だけ。たしか公明党なんかは政権に入ってからこうした政・財・官の癒着にメスを入れるっていってませんでしたっけ?
これひとつとっても今の政権に世の中を変える力なんてないと思うんですけどね。
こういう政治の体質は財界献金に手を出さない政党が伸びてこそ政の側からの改革が進むことになります。やっぱり日本共産党でしょう。
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