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イラク撤退っていうけど…どうなの？
イラク人の「ありがとう」の意味とは？
イラクが撤退するといわれていますが、実態は明確な米軍支援に突入する意味合いをもっています。
今回撤退するのは陸上自衛隊だけで、航空自衛隊については残留です。
空自は事実上の拡大
そこで問題となっているのが航空自衛隊の行動範囲の拡大。なんと戦火の耐えないバグダッドや北部地域にも輸送範囲を拡大するというのです。
航空自衛隊はクウェートからイラクに米兵や物資を輸送してきました。これだけでもすでに明確な軍事支援ですが“戦場には輸送していないから軍事行為でない”とごまかしてきました。
日本政府がどう捉えようと、バグダッドへの行動範囲の拡大は国際社会やイラクからみればいよいよ明らかな軍事支援です。
「ありがとう」映像の正体
それにしてもよくNHKとかでイラク人が「ありがとう」とかいって自衛隊に感謝するシーンが流されていますが、この映像がクセモノです。
実は自衛隊「派遣」と一緒にイラクでＯＤＡ（政府開発援助）が行われていたことをみなさん知っていたでしょうか。
総額は年間１５億ドル（約１７００億円）ですが、広いイラクでそのうちの四分の一がサマーワのあるムサンナ県に集中しているんです。そりゃあ、感謝する施設なども出てくるわけです。
自衛隊の宿営地に迫撃砲がうたれることと、感謝感謝の歓迎ムードいっぱい映像のギャップはそこにあったんです。
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