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米・中・韓・露
いっせいに抗議
北朝鮮のミサイル発射に対し、各国はいっせいに同国を非難する声明を発表しました。
北朝鮮の核問題をめぐる六カ国協議参加国は、これ以上の挑発的な行為をやめ、協議に復帰するよう北朝鮮に求めています。
米ホワイトハウスは声明で、昨年九月の六カ国協議の共同声明を履行すべきだと呼び掛け、「わが国と同盟国を守るためにあらゆる必要な措置をとる」と強調しました。
中国外務省の劉建超報道官は「重大な関心」を表明、「情勢の緊張と複雑化を招く行動をとらない」ことを求めました。
韓国政府の声明は「北朝鮮は今回の発射によってもたらされる事態に対する責任を取るべきだ」とし、「北東アジアの軍備増強の口実を与える」と懸念。南北関係にも悪影響を与えると指摘しました。
ロシア外務省は「核問題をめぐる状況を悪化させる」と非難しました。
このほか、オーストラリア、ニュージーランド、タイ、シンガポールなどが北朝鮮を強く批判する声明を発表しています。
私は韓国の指摘に注目
日本の報道などでは中国やロシアで非難の声がないかのような報道をするところもありますが、そうした報道は偏狭なナショナリズムを煽る行為として適切ではありません。
韓国が今回の北朝鮮の行動でむしろ、日米の軍備増強に口実を与えることになると指摘したのは注目に値します。
各国はミサイル発射について非難の声を上げており、日本がひとり重大な行動を迫られているわけではないことをきちんと報道すべきでしょう。
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