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原水爆禁止世界大会④
充実した企画の二日目
この写真は画家の岡本太郎氏の傑作といわれた『明日の神話』の模写です。
世界青年のつどいに掲げられていたんですけど、なんでも『明日の神話』を広島にもってきて!という運動をしているんですって。
原爆を書いた『明日の神話』
これが本物。縦がなんと5.5mありますから180cmの大人を3人重ねても頭が絵の上から出ません。横はナント30mあります。
みなさんは知っていますか?『明日の神話』は岡本太郎が原水爆の爆発を表現したもので絵の右下には海上に第五福竜丸の浮かんでいる様子が描かれています。
なんでもメキシコの高級ホテルの壁画として描かれたものらしいのですが、ホテルが経営に失敗し、メキシコのどこかに劣悪な環境で放って置かれたんですって。
たしかに広島で見てみたい気もします。
二日目は分科会。全国から集まった代表団がそれぞれの学びをはかれるよういくつもの分科会のなかから自分の興味のあるテーマを選んで参加します。私は去年同様「青年の広場」という分科会に参加し、被爆者の証言を聞くことにしました。
広島市内の路面を走る電車“広電”に乗っての一枚。隣に座った外国の旅行者と意気投合しての写真です。
なんていうかこの時期の広島はそこに集まったみんなが歴史の証言者となるような連帯感でつながっている気がします。
分科会には通称“動く分科会”というのがあって、船や路面電車、はたまた歩きなどで動きながら実際に広島市内を探索します。
船にのって広島港を探索する分科会では軍事基地化した広島周辺の自衛隊の実態を見ることができ、参加した区の職員さんは本当に驚いて帰ってきました。
おっと、ちなみにこの写真は広島のセブンイレブンで見つけた「白バラコーヒー」です。鳥取県の牧場でとれた牛乳の香りと珈琲本来の香りがしっかりと残っている珈琲牛乳の名作です。
さて、いよいよ証言がはじまります。
この日、広島市内の青年が、この一年をかけて証言をお願いした97名の被爆者が全国や世界から来た青年に証言をします。
多くの被爆者が証言をしたがらない、被爆の過去を隠している中、どれほど大変な作業と熱意であったかを考えずにいられません。
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