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小泉首相が靖国神社参拝!!
…って、そろそろ驚きませんね
小泉首相に安倍官房長官、自民党と民主党の超党派参拝団…などなど大物参拝がテレビで報道されます。
わたしはこれって半分、靖国神社のCMをタダでやってあげてるようなもんだと思うんですよね。
戦後宗教法人になって…
靖国神社は昨日の記事で紹介したように戦前戦中は陸軍と海軍によって管理され税金で運営されていた神社です。
それが戦後、さすがに防衛庁が管理するわけに行きませんから、一宗教法人として歩き出します。
ところがいきなりつまづきます。
なんでかって千代田区のど真ん中にあれだけの大きな施設を維持する術(すべ)などあるはずがないからです。
靖国神社の台所事情
あれだけの大きな神社なら普通、少なくとも数百年、長ければ1000年の歴史を持つのが日本の神社です。そうやって徐々に大きくなっていくものではないでしょうか。
ところが靖国神社は国の税金使って強引につくった神社ですから、信者(靖国の場合は軍人会)の寄付だけではやっていけないわけです。
そこで土地を切り売りしながらの赤字財政が戦後ずっと続くことになります。
だから今、首相参拝なんです
だから今、首相参拝が重要になってくるんです。なんたって、一般国民の参拝と寄付を広げるには大物の参拝が必要です。
天皇がこなくなって30年以上たちますが、これは大打撃でした。
だから必死で首相が来た、閣僚が来た、どこどこの芸能人が来たなんてことをやっているわけです。
まさに広告塔ですね。
えっ!?まさかそんなところを駐車場に…
資金繰りは今では相当ひどくなって、ちなみにちょっと前に「招魂斎庭」という天皇参拝があったときまで最も神聖とされていた場所が駐車場になりました。
なんたってここ、一年に一度、彼らいわく“英霊の御霊”を地上に下すところで靖国が宗教法人として生きていく上で最も重要な場所です。
そこを駐車場ですからね…おどろきます。
持ちつ持たれつ
あわせて2000万人ともいわれている軍人会、遺族会。
小泉首相など歴代首相や自民党(最近では民主党も)はこの組織を選挙の頼りにしてきました。
また、靖国もそうした政治家などの支援を受けていかなければ、今にも小さくなっていく団体なのです。
持ちつ持たれつ…この関係が靖国問題の背景の一つです。
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