原田あきら：議会中継！⑤：高円寺芸術会館で大議論！（その一）

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議会中継！⑤：高円寺芸術会館で大議論！（その一）

　みなさんは高円寺会館をご存知ですか？その管理運営委託で大問題が発生していました。
　高円寺は北口なかの方面に歩くと環状７号線の手前に区立高円寺会館が現れます。その改築が間近に迫っているのですが今、完成後の運営管理を誰に任せるかが問題となっているのです。

指定管理者選定…

　今の高円寺会館と違い、新しくできる高円寺会館は指定管理者制度といって、その運営を民間（指定管理者）に委託することになっています。
　国の制度で決まっていて、いま公的な施設は区の直営か指定管理者に委託しなくちゃいけないんです。それで区は高円寺会館を芸術会館と名前を改め、指定管理者に委託することを決めたんです。

劇場創造ネットワーク（ＣＴＮ）とは？

　そこで６月に行われた第二回定例議会に、その選考が決定し「劇場創造ネットワーク（ＣＴＮ）」が発表されたんです。
　その母体は日本劇作家協会という日本を代表する劇作家のみなさんが集まってつくった団体。斉藤憐、井上ひさし、平田オリザなどそうそうたる方々が名前を連ねております。
　そんでいろいろ質疑はあったものの、その議会中の区民生活委員会で一度はその選定が認められたんです。

一事不再議の原則を打ち破る暴挙

　ところがこの選定に対して、議会が終わってから文句を言う議員が出てきて、突然二度目の委員会が開催されることになっちゃったんです。
　理由は選定委員と選定された団体の間に癒着があったかのようなものだったんですが、結局“反戦左翼系作家があつまっている”という思想的立場からのいちゃもんだったようです。
　一回の議会中に同じ問題で二度は採択しないという議会のルール「一事不再議の原則」を踏み破り、再度委員会を開催し採択をくつがえすなど許せない行為が行われたのでした。
　（つづく）

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