日本共産党
杉並区議会議員
原田あきら
HOME
プロフィール
議員活動
すぎなみ探検隊
お知らせ
趣味のページ
リンク
議員活動
<< 戻る

北朝鮮核実験に対し厳しい抗議を

真の解決の道は歴史からひも解け

 「朝鮮民主主義人民共和国」…とてもじゃありませんがこの名前にそぐう国ではありません。
 今回の核実験にたいし、先日議会をあげて抗議の文書を送付することに決めました。
 抗議文書にもありましたが杉並は原水爆禁止運動発祥の地です。その国のどんな事情があろうとも核実験という行為を許してはなりません。
 ちなみに杉並区議会ではこれまでもアメリカなどの核実験にたいし、自民党から日本共産党までが全会派そろって抗議の文書を送付してきました。

どうやったら解決できるの?

 抗議については異論を唱える人はほとんどいないでしょうが、厳しい対処となるといろんな幅があり、それこそ北朝鮮をさらなる自暴自棄に陥らせる危険性もありますし、強く制裁を加えないとつけあがるという意見もあります。
 しかし、これはみんなが思っているんじゃないでしょうか。
 厳しい対処が一時的な対応、あるいは表面的な対応で終わるんではないか。
 私も北朝鮮の問題は根本的なところからの対処が必要だと思います。

歴史から解決の糸口を

 アメリカとソ連は1950年、朝鮮半島を南と北に分断して代理戦争を行わせました。朝鮮戦争です。
 同じ民族を南北で分断させ、自分たちの代理として血で血を洗うような戦争を行わせたんですから、最低の中の最低の戦争です。
 ところで当時、特に国際的な批判を浴びたのは実は北朝鮮ではなく南朝鮮でした。アメリカが操る南朝鮮は軍事化に反対する国民を虐殺し、強烈な軍事独裁政権をつくっていくというこれまた最低の政府でした。
 ソ連はソ連で北朝鮮を協力に軍事化し、のちに北朝鮮はみずからあの独特の個人崇拝体制、金日成体制を作り出します。
 北朝鮮はこの個人崇拝体制が国の硬直化を招きました。その後、国際情勢の変化とともに南朝鮮が民主化を遂げても北朝鮮だけはその後五十数年にわたって戦争状態を継続させてしまっているんです。
 ちなみに日本共産党は個人崇拝的特徴を示しだした50年末ごろから60年代初頭にかけて党としての交流を断っています。

必ず解決できる問題なんです

 この朝鮮戦争の前には、戦前日本の植民地化の時代があるわけで、戦後の北朝鮮問題については知らないという顔はできないはずです。日本は北朝鮮にたいし、果たさねばならない役割があるのです。
 アメリカ、ロシア、日本、。そこに中国と韓国を加えた国々がこうした歴史のひも解きから始めていけば、かならず北朝鮮独特のこんがらがった問題(すなわち個人崇拝、軍事独裁といった社会体制)は解体させていくことが可能であると思います。
 外圧的な行為によって何とかなるものでもありませんし、安倍さんが勇ましく「従軍慰安婦の強制連行はない」とか「アジア開放のための戦争」なんていっても、ますます北朝鮮の体制を硬直させるばかりだと指摘します。
<< 戻る

杉並区成田東4-5-14
TEL 3391-0977

Copyright(c)2004,AKIRA HARADA
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。