原田あきら：すっげー！２７０００人が参加ー！！ ②

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すっげー！２７０００人が参加ー！！ ②

　青年の交流会はどんどん人が増えていきます。おっ、先頭に陣取っているのは私です。
　東京だけでなく埼玉や神奈川の青年も来ていました。思い思いの横断幕やプラカードを持って参加しています。
　
　

　かれのスピーチには感動しました。軽度の知的障がいを持っていて、教育基本法が変えられたら困ると、たどたどしくもしっかりと訴えていました。
　「ぼくは障害をもっています。人より長く時間がかかりますが、でもゆっくりゆっくり勉強すればぼくはいろんなことができます。ゆっくり勉強させてください。」大きな拍手が起きました。私たちの障がい者の概念を吹っ飛ばしてくれました。

教育の機会均等が危ない

　教育基本法の改悪を進める精力は教育の機会均等を公然と敵視する発言を繰り返しています。勉強のできない人間には積極的に教育を施すことはやめ、できる人間により振り分けていくということを財界などが特に主張しています。
　彼が「ゆっくり勉強させてください」といったのはそこに通じます。
　
　
　

　さあ、いよいよデモです。
　最近のデモも変わってきましてね。この日は青年のデモの先頭にサウンドシステム搭載の専用車が走り、レゲエなどに合わせながら行進するというものでした。
　プラスしてシュプレヒコールもやりながらですからすごくアピール度はたかかったですね。
　まあなにより、２７０００人が３つのコースに分かれて新宿、渋谷、原宿を行進ですから、直接見た人は驚いたでしょうね。「教育基本法って何？」とまず感じてもらえたことでしょう。
　
　
　
　

　でもね、こういう国民運動をマスコミが取り上げてくれればもっとアピール力は増すと思うんですよ。
　安倍首相自身が国会の目玉といってる問題で、首都に２７０００人が結集してデモ行進してるんですから、ニュースに取り上げるのは当然だと思うんですよね。７０年代はそれが保障されていましたから世論もつくりやすかったと思うんです。
　
　ってまあ、そんなこと言ってても始まらないんで、世論は自分たちでつくるっきゃないねってことで、３キロのコースを行進した後、今度は新宿で学生、サラリーマン、失業者などなど２０人が集まって宣伝してきました。
　もう一度。この世の中、世論はみずからつくるものです。

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