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教育基本法改定案のタウンミーティング
政府の“やらせ”が発覚！！
国会で追及する石井郁子議員
タウンミーティング“やらせ”質問事件をみなさんご存知ですか？
日本共産党石井郁子議員が追及し、今国会で大問題となっているのが“やらせ質問”事件です。
何が「忌憚のないご意見を」だ！！
「教育基本法案の是非など国民の忌憚（きたん）のないご質問やご意見を期待したい」と内閣府が主催しておこなわれたのが「教育改革タウンミーティング」です。
青森県八戸市で小坂憲次文部科学相（当時）を迎えて開かれ約四百人が参加したその席で政府は教基法改定案に賛成するよう学校関係者に「やらせ質問」をさせていたのです。
「タウンミーティングの質問のお願い」…とあからさま
八月三十日に県教育委三八教育事務所からある中学校長あてにファクスで送られた「タウンミーティングの質問のお願い」と題する文書には三つの質問案が示され、この校長には「(2)の質問をお願いします」と指示しています。
ちなみにその（2）の質問とは
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(2) 改正案は「公共の精神」などの視点が重視されていることに強く共感しています。改正を一つのきっかけとして、思いやりのある社会の実現を目指していくべきだと思います。
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というものでした。
読み方まで指南
「棒読みは避けて」…（笑）
やらせの指示文書。
九月一日には県教育庁教育政策課から先の校長に「『タウンミーティング』に係る依頼発言について」という文書が届きました。
文書では、こと細かに発言の仕方を指南しています。
「内閣府から…発言の仕方について注意」
「内閣府から以下のとおり発言の仕方について注意がありましたので、発言を引き受けてくださった〇〇ＰＴＡ会長さんにお伝えいただきたいと思います」
「自分の意見を言っているという感じで」
「できるだけ趣旨を踏まえて、自分の言葉で。（せりふの棒読みは避けてください）」「『お願いされて…』とか『依頼されて…』というのは言わないで下さい。（あくまで自分の意見を言っている、という感じで）」
文科省の担当が発言者にぴったりくっつく
さらに、「当日の受付で本人を確認し、文科省依頼の発言者については文科省の担当者が後を追っていき、座席の位置を確認します」「〇〇さんは『文科省依頼』に該当していますので、よろしくお願いいたします」という念の入れよう。
規範意識がないのは政府じゃないか！？
安倍晋三首相は、しきりにいじめ問題で「規範意識がない」と説きますが、いちばん規範意識がないのは政府自らだったことを今回の問題は示しています。
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