原田あきら：石原都知事海外税金旅行！②就任以来７年間で１９回＝２億円！

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石原都知事海外税金旅行！②

就任以来７年間で１９回＝２億円！

　石原都知事の海外視察問題。新聞に出切らない党都議団の発表をシリーズで詳しく報道します。

個人的関心でトップダウン

　石原都知事が過去に行った１９回の海外視察に共通するのは各局で議論や方針が積み上げられて行われた視察ではなく、知事の個人的関心に基づいてトップダウンで計画されたという点です。
　公表された出張の目的は調査・視察、会議出席、会談、講演など。出張先ですが１９回のうち６回が台湾。なんでも台湾は知事の思い入れの強い地だそうです。なかには地震被災地調査で１回行っていますが、スマトラの津波のときなど世界各地の大被害には１度も行っていません。

インターネットで事足りる

　「調査・視察」に基づく海外視察では、自治体本来の役割である福祉や教育の充実を目的としたものは皆無。オリンピック・マラソン・観光などに偏っています。
　全体として事前調査（インターネットや電話での聞き取り）などで足りるものが多いのが特徴です。
　アメリカやヨーロッパ視察では「文化施設視察」なるものが必ず行われています。これは例えば、ラスベガスに行ったらカジノが「文化施設」になってしまうというものです。

個人的観光や政治活動だ！

　「会談」「会議」の多くは非公開で、報告書や資料がないため成果を検証するすべがありません（なんだそれは！）。
　「講演」については石原都知事にたいする依頼だとされていますが、石原氏への講演依頼なのか、都知事への依頼なのかはっきりすべきです。０１年にハドソン研究所に夫妻が招かれて講演を行いましたが、その講演内容ときたらある特定の国の批判に終始し、とうてい東京都を代表しての講演とはいえないものでした。
　あきらかな個人的政治活動であり、こんなことに都民の税金が２億円注がれてきたわけです。
シリーズ次回はガラパゴス視察について報告します。

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