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原田あきら
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「競争はやはり必要だ」!?

 なーんて競争社会を批判している共産党の議員がそう書くと穏やかじゃありませんかね。
 ただ本来の意味の競争はやはり必要です。

本来の意味の「競争」

 本来の「競争」というのはかけっこでもそうですが、「負け」というのが実はありません。一位二位というように順位はあっても「負け」というのはないのです。

いまの社会競争には「負け」がある

 ここ最近つねづね思うのは“競争社会”というけれど(私もよく使うけど)、これは本当に『競争』なのか?ということです。
 かけっこにたとえると、今の状況ってなんか3位から下は「負け」ってのがあって、しかも「負け」の子たちにはいろんな罰まであるって感じがするんですよね。

「競争」というより「選別」

 よくいわれるけど単なる競争なら「切磋琢磨」(他人と磨きあう)ってのが成立するはずだし、うちの区長なんかもよくそういっています。しかし、いっこうに蹴落としあいの状態なんです。ぜんぜん切磋琢磨になってない。
 競争しているというより、“誰かにふるいにかけられてる感じ”ってほうが言い当ててるかもしれません。
 主体的に競争してるというより、受動的に選別されてるのではないでしょうか?

安心して競争できる社会

 私は提唱します。
 ある意味、「安心して競争できる社会」をつくろうと。
 誰もが競争しあってお互いを高めあうということです。
 いまはこの「競争しあって」のあとの「お互いを高めあう」がありません。蹴落としあいじゃ必ず多くの人が社会から離脱を始めます。誰かが自分のために子どもたちを勝手に選別していく社会はむろん発展性に欠けます。
 誰もが安心して自分や仲間を高めあうという「安心して競争できる社会」をこの日本につくりあげなければなりません。
 
 他の先進国ではできていますよ。
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