原田あきら：阪神大震災から１２年おととしの視察で見えたこと

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阪神大震災から１２年

おととしの視察で見えたこと

　１２年たっても市民の生活は再建されないのは何故なのか、考えなくてはなりません。
　おととし、私は都市環境委員会の視察で神戸へ行ってきました。議員の視察はこうでなきゃならないと言わしめるほどに学んできましたが、その様子はこのＨＰに堂々載せてありますので興味のある方どうぞごらんください。
http://www.yuiyuidori.net/jcpskd-harada/html/menu2/2005/20051104153833.html

最悪の被害を受けた長田地区の震災前

震災後１００日目の長田地区

以下は震災後数時間たった生々しい神戸の映像です。
http://www.city.kobe.jp/cityoffice/15/020/quake/movie/m-1.mpg

建物の再建の影で

　神戸は震災後、信じられないようなスピードで復興が行われます。しかし、数兆円にも及ぶ震災復興費のほとんどは大型公共事業や商業施設建設などにまわされ、被災者支援にはほとんどまわされませんでした。


滑走路を走って行き来できると揶揄された関西国際空港、大阪国際子空港、神戸空港の３空港。目と鼻の先の距離に三つの空港があります。

　震災被災者に貸し出された「災害援護資金」というのがありますが返済が滞る市民が少なくありません。利用者は五万六千人ですが、一万五千人以上が通常返済ができず、死亡や自己破産、行方不明が四千人をこえています。それを１０年たったから返せと迫ったのが二年前の自民・公明の政治です。
　
　この国が、来るであろう大震災に対して何をしなきゃいけないかは明らかです。

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