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フランスの出生率増加
決め手は「将来への信頼」
フランスの特殊出生率が欧州でトップとなりました。
日本をはじめ先進国はほとんど出生率の低下に悩んでおり、欧州も例外ではありません。そんななかフランスの成果から活路を見出したいと思います。
野心的な家族政策の成果
一九九四年には一・六八まで落ち込んだフランスの出生率回復について、仏家族協会の代表は「家族生活と職業生活をよりよく両立させるために国が十二年以上も前から取り組んできた野心的な家族政策の成果だ」とメディアに語っています。その野心的家族政策はこちら…
え〜、信じられなーい。すごい!
週労働三十五時間制、パート労働における正規労働者との均等待遇など労働法制の面で日本より整備され、私的な生活時間が確保されているだけでなく、最大の特徴は子育てへのきめの細かい経済的援助にあります。
出産手当にはじまり、満三歳までの育児基本手当、働く親への育児手当、ベビーシッターや保育士を家庭で雇う際の補助金などがあります。また直接の給付ではありませんが、二歳児から六歳児までを対象とする保育園はすべて無料であることも特筆されます。
将来への信頼
さらには大学の学費(フランスでは「登録料」)は年間たったの2、3万円です。これなら安心して子育てに挑戦できますよね。
区長は若者の気持ち次第みたいなこと言ってます。子どもを産むのは気持ちとか勢いで何とかなるかもしれませんが、しかし育てることについてはやはり社会への信頼というものが問われることになるのです。
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