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安倍首相が靖国神社に供物しましたね。
参拝したり、供物したり、なぜ彼らがあえてそういう行動をとるのかわかりますか?
その背景を見るととてもじゃありませんが美しさのかけらもない実態が横たわっています。
靖国の台所は火の車
このHPでも書いたことがありますが、靖国神社は今台所に火がついて消せない状況です。
戦時中は陸軍、海軍によって資金が出ていた靖国神社。戦後はそうは行きませんから参拝客の落とすお金と軍人会や政治家の寄付によって運営をしてきました。
ところが軍人会の定年や死亡によって寄付は減っていきます。
招魂斎庭が駐車場に
駐車場となった招魂斎庭。車の向こうに鳥居の頭が見えます。
招魂斎庭(しょうこんさいてい)という場所があるのですが、ここは靖国の「御魂(みたま)」を天から地上に招くという超神聖な場所で、昔は昭和天皇しか入れませんでした。
そこが最近、資金繰りのため駐車場になっちゃったんです。
これをみればどれだけ台所事情が悪化しているのか、また宗教団体としての理念もへったくれもない団体であるかがわかります。
首相が来れば参拝や寄付が増える
こうしたなか、靖国はやれ俳優の○○が来たとか、どこぞの閣僚が来たとかいって権威付けをはかろうと躍起になるわけです。
なかでもやはり最も効果があるのは首相の参拝です。そうすれば参拝客も全国の軍人会からの寄付もドンと増えます。
持ちつ持たれつの関係
政治家にすれば全国軍人会の大票田が靖国にはあるわけです。
つまり戦没者への哀悼の意だとか、愛国心だとかなんてほぼ関係ないんです。靖国にとっては資金繰り対策の一環、政治家にとってみれば集票活動…こういう持ちつ持たれつの関係が靖国参拝や供物といった行為のその背景としてあるのだと指摘したいと思います。
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