原田あきら：行け！「航空宇宙遠征軍」

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行け！「航空宇宙遠征軍」

　憲法変えてアメリカと共同作戦組んで日本の防衛力を実行力あるものに！
　なーんてことを改憲勢力はいってるわけですが、これには疑問符付けなきゃいけないですよね。

「アメリカは日本を守ってくれている」

　こういわれているわけですが、本当にそうでしょうか？
　在日米軍の横須賀基地には空母ばかりの部隊「第七艦隊」がありますが、この正式名称は「空母打撃群」。「打撃」の言葉からわかるように、守ってくれているのかと思ったら、実は日本を根城にして他国に攻撃を仕掛けるための部隊です。

「航空宇宙遠征軍」！？

　沖縄にいる海兵隊の正式名称は「海兵遠征軍」。やっぱり「遠征」という名前がついている。他国へ海を渡って上陸し戦う遠征専門部隊なんですね。
　んで、笑っちゃうというか笑えないのが青森県三沢基地の米空軍部隊。
　この部隊の正式名は驚くなかれ「航空宇宙遠征軍」です！
　もちろん戦艦造って宇宙に行くわけじゃないですよ。「宇宙」という言葉がつくほど“遠くの国まで米軍は出撃できますよ”って誇示した名前です。

「打撃」や「遠征」ばかり…「防衛」は？

　こうみてみるとわかるように在日米軍の存在ってのは日本を防衛しているどころか、日本を出撃基地として逆に危険にさらしているんです。
　改憲勢力がいう“憲法変えてアメリカと共同作戦が組めるようにする”ってのは、日本を守るための共同作戦ではなく、まさにアメリカと一緒に自衛隊が「遠征」し「打撃」するための共同作戦を意味しているのだと見抜いていかねばなりません。

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