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墜落F-2戦闘機のエンジン部品

「山田洋行」が輸入

 “F-2が墜落!”って聞いて驚きました。
 いま大問題となっている防衛省の守屋武昌前事務次官と軍需商社「山田洋行」の癒着疑惑。
 この問題で「久間防衛庁長官(当時)も接待うけた」と先週のしんぶん赤旗日曜版がスクープしたのですが、この記事の中に「F-2」の文字があったのです。

驚くべき「山田洋行」の随契落札率

 過去5年間の山田洋行と防衛庁との契約率を見ると驚きます。
 合計契約数は117件で金額は175億円。金額で事態は年間契約額最高の三菱重工2776億円に比べればそこまで注目されるほどではありません。しかし驚くのはその契約の内容…入札をしないで直接防衛庁が発注する随意契約(随契)が契約数の96%に上っていたのです。175億円の内、165億円が防衛庁からの直接発注だったのです。

開発費で3700億 1機132億円

 この随契のなかにF-2支援戦闘機のエンジン部品輸入があります。受注は5年間で15件、合計約23億円です。
 F-2は開発に3700億円かかり、1機あたり132億円かかります。
 運用試験中に主翼にヒビが入るなどトラブルが相次ぎました。このため防衛省はF-2の調達を途中で中止せざるをえなかった…というイワクツキの戦闘機です。
 今回の墜落はいろんなことを物語っているような気がしてなりません。
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