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今日はクリスマスですね。

 今日はクリスマス。みなさんはどのようにお過ごしでしょうか。
 私は今夜は党の宿直です。ちなみに昨日のイブは友人6人と山登りに行ってきました。
 さて、私が働いていた東京ディズニーランド(TDL)。働き始めたときから10年がたとうとしています。
 その時期はクリスマスが近づくと何かわくわくしたものを感じたものですが、最近は平気で仕事とかやってたりするので残念な気もします。

50人近くのレビュー

 それでもですね、いまでもこのクリスマスのTDLってのはやっぱり友人と誘い合って観に行くもんなんですね。最大の目玉は今年のショーは何かです。
 TDLのクリスマスでは必ずお城の前のステージ(キャッスルフォアコート)でクリスマスのスペシャルショーが行われます。これはBIGファイブ(ミッキー・ミニー・ドナルド・グーフィー・プルート)はもちろん、いろんなキャラクターのほかに、ダンサーさんが何十人も入って、最後は50人ぐらいがステージでレビューするものです。

がーん!ショーがなくなってた…

 ところがですね…驚きました。行ってみたらショーがなくなっていたんです。「点灯式」(「トウィンクル・ホリデーモーメント」)なるものをやっていて、キャラクターが10近く登場してお城のライティングを点灯するものでした。
 キャラクターだけのレビューで物足りなさを感じずにはいられませんでした。これ去年やっていて、つまんなかったのでまさか今年もやるとは…。ちなみに2005年のお城のショーはこんな感じです。
image
後ろにいっぱいいるのわかります?

人件費の削減?

 ここ数年でディズニーランドは雇用形態を大きく変更してきました。人件費削減のため、非正規労働者にお店の管理監督を任せ、アルバイトの労働時間を細切れにするなどしてきました。
 私が働いていた頃にはいた10年クラスのベテランアルバイトは正規職員の道をほとんど開かれず徐々に減っていき、独特の職場の雰囲気はなくなっていきました。
 これも人件費削減のせいなのか知りませんが、まさかお城のショーまでなくなるなんて…どこへ行く、東京ディズニーランド。

ぼろ儲けしているはずなのに

 ディズニーランドのアルバイトまで絞られるほど日本の企業は痛んでいるのかと思いきやそうではありません。
 資本金10億円を超える日本の大企業の経常利益は2006年で33兆円。
 賃金を上げてほしいと訴える労働者に「経営に響く」「国際競争力をつけなきゃ」といってはその願いを見送ってきました。
 ところが経営は戦後最大の黒字幅をあげていたんです。国際競争力をつけるといいながら、内部留保(設備投資にも労賃にも使っていないお金)は大企業全体で200兆円を超えています。
 ちなみに10兆円あれば日本の完全失業者にほぼ匹敵する200万人を年収500万円で一年間雇うことができます。

そろそろ働く権利について国民的議論を

 ますます過労死が問題となっている日本にくらべて、フランスやドイツなどヨーロッパでは有給休暇が年に5週間から6週間あります。
 つまりお給料つきの夏休みと冬休みがあるってことです。
 大企業が史上空前のぼろ儲けを果たしているのに、労働者はドイツ人より年700時間ほど多く働かされ、労働条件もものすごく悪い…。
 資本主義ですから国民が搾取されるのは当たり前なんですが、その搾取のされ方についてもうちょっと考えないと…まるで奴隷と変わらなくなってきちゃいますよね。
 死ぬか病気になるまで働かされる…給料は食える分と最低限の文化的生活を送るぐらいしか支払われない…こんなの耐えてる場合じゃありません。
 
 
 こんな社会は変えなきゃいけない!
 お祈りの変わりに決意をしたクリスマスです。
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