原田あきら：成人式で区長、暴言！

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成人式で区長、暴言！

　といってもいつものことですが…またやりました。

杉並の新成人は５１４５人

　今年の杉並の成人式は１４日、新公会堂で行なわれました。
　迎えた新成人は全国で１３５万人、杉並では５１４５人でした。区長や議長の祝辞のあと、去年に引き続きブラザートムさんのステージがありますが、この区長や議長の祝辞がなえましたね。まあ、いちおう私の個人的感想ですが…。

祝辞ではなく説教でした

　毎年のことですが今年もほぼ説教でした。私だけではなく他の議員もそういってましたね。
　何か全国の荒れた成人式を見てか、最初から新成人を“静かにして聞きなさい”みたいな話しぶり。
　「親に感謝」という大事な話に刷り込ませて、今年も“特攻隊の英霊に感謝”みたいに２０歳で特攻で死んだ男性の遺言を呼んで聞かせました。これが今年はまた長いんですね。
　あと、議長の話も看過できないおかしな話でした。最後は結局、国家のために自分を投げ出すような人になってほしいみたいな話をしていましたね。

「おかしい」のは区長の話


成人式の幕が上がる前の舞台上です。

　区長による遺言の朗読の途中でふざけてざわついた新成人がいて、そしたら区長は「何もおかしくないだろ」と息巻いていました。が、はっきりいって区長の言っていることはその新成人ならずとも私もおかしいなと思いました。
　区長は“特攻で死んだ人がいるから今の君たちの幸せがある”とよくいっていますが、逆です。
　２０歳の青年が爆弾を抱いて突入するような時代に終止符を打ったからこそ、今の青年の幸せがあるのです。
　たしかに２０歳の特攻隊員の手記は悲しく、目を背けてはいけない史実です。それを新成人に笑わせてしまった区長のスピーチは残念でした。

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