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学童クラブ3施設を委託化!!
杉並区がとうとう学童クラブの民間委託の追加方針を打ち出しました。
本日(1/29)保健福祉委員会で報告されたものです。
委託される学童クラブは
成田学童クラブ
成田西第二学童クラブ
阿佐谷南学童クラブ
の3学童です。
保護者地域の願いを逆手に取るのか
実は成田学童、成田西第二学童は一定の運動の成果を含んでいます。
成田学童は小学校内への移転が強く地域から要望されていました。成田西学童は登録数80名を超えて満杯の学童で第二学童の新設が求められていました。
今回の決定は区民の要求を汲みつつ、そのかわりに民間委託を押し付けるというものです。これではまるで区民要求を逆手に取ったようなもので、極めて卑劣な方針といわざるを得ないと思います。
保護者・関係者からの強い反対運動
この間杉並区は「何の心配も要らない」「むしろ民間の創意工夫で質も向上する」と学童クラブの民間委託化をすすめてきました。
しかし保護者から「低賃金労働によって職員の指導の質が落ちる」とか「各地の現状をみても子どもの重大事故が多くなる危険性がある」と指摘を受けてきました。
委託失敗の事件も
そんななか民間委託を区が強引に推し進めた結果、委託直前に受託団体から職員が辞めてしまう問題がおき、委託事態を辞退するという事件が発生。
数年間にわたって委託方針は先延ばしにされました。
委託された学童は?
とうとう委託されるに至っても区民運動は営利企業の参入を認めず、社会福祉法人に任せることになりました。
企業と違ってある程度の賃金が保証される社会福祉法人ですが、それでも運営は大変だと聞きます。
区は「保育の質が向上する」といっていましたが、現状をみると保護者からは「法人職員は頑張ってくれているが、質の向上どころか現状を維持するのに精一杯なのが現実」といわれています。
私はむしろ委託した以上、委託業者の運営面での補助を強化するよう訴えているところです。
私自身が学童クラブでお世話になって
これまでの運動では保護者らが区直営の学童クラブのいいところを箇条書きにして区に提出、「この質を絶対に落としてはならない!」と強く迫るなどの運動を展開してきました。
私はそうした保護者の運動を近くから見つめてきた区議会議員として、そして私自身がこの杉並の学童クラブでお世話になってきた経験から、杉並が全国に誇るべき学童クラブを守るために奮闘する決意です。
ご相談ご要望はどうぞこのHPにあるメールまで届けてください。
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