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渡辺錠太郎邸がいよいよ解体へ
先日、このHPで紹介した渡辺(渡邊)錠太郎邸の解体は27日から始まりました。
前回書いたとき(2/12)は明日にも解体とのことでしたので、区に問い合わせ文化財保護とまちづくり推進課に事実確認をしたところです。
解体は「226」を待って
ところが解体は次の日行われませんでした。区に問い合わせたところ「2月26日」の命日を待ってとのことでした。
私は区にできる限り邸内の写真など記録・保存してほしいといっておきましたが、なんとかそれは間に合ったようです。
赤外線機器も導入して
70年間現存した建物ですので、当時をしのばせる遺物などないかと思いましたが、さすがに事件後の改築などによって226事件の痕跡は出てこなかったようです。
赤外線機器を導入して柱の血痕なども調べるなど詳しい調査が行われたようです。襖や扉などが資料として保存されることになりました。
保存はできなかったか?
渡邊錠太郎氏の肉親は、保存したかったが個人の力には限界があったと述べています。たしかに。あれだけの建築物をずっと個人が管理するというのは無理があるでしょう。
杉並学倶楽部でも取り上げられていた建築物だけに、解体に至る経緯を区が把握できていたらと悔やまれます。もしかしたら保存の方向性が見出せたかもしれませんものね。
そういえば今度の予算に「トトロの家」(宮崎駿氏の著書の中で“トトロが住みたくなる家”として紹介された家屋)の保存予算が計上されていましたね。
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