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議会中継!ラスト

 各会派の賛否

 いい加減書ききらないといけませんね。議会中継の最後です。
 最終日には各議案の賛否が問われましたが、あいも変わらず自公民は議案賛成100%をつっぱしっています。
 まあ生活者ネットも同じようなものです。
 もちろんすべていい議案なら100%賛成でいいんですよ。でも議論のなかではおかしいと発言したものでも賛成しているんです。

自民党

 まあ、あまり気になるところがありませんでした。
 区長の改革はすばらしいといった内容と同時に減税自治体構想への慎重な発言や職員との関係など注文をつけつつすべて賛成といった具合です。

公明党

 実は区長に対し、歯の浮くような賛辞を送るのがこの党です。地元で区長の悪評と面しているはずなのに…。
 面白かったのは「三位一体改革は実らなかった」という意見開陳での言葉。“地方分権がすすまなかった”ということを区長に同情して語ったようですが、わかっているのでしょうか。
 三位一体改革は自分たちが自民党と一緒に国で進めていることで、つまりここで批判することは国の公明党の姿勢を批判することにつながるのだと…。
 ちなみに減税自治体構想については“期待大きい”と評価しました。

民主党

 わりと驚いたのが、民主党の減税自治体構想への評価。“将来に対して責任ある政治”と賛同したのです。
 いやあ、自民党でさえ慎重であるのに公明党と民主党が明確に賛成の立場を示す…ここに杉並区議会の特徴があります。
 自民党は賛否の上ではまったく『「NO」といえない日本人』と化していますが、富本議員が幹事長になってから議場での注文はつけることが多くなったように感じますね。
 民主党は小川宗次郎幹事長が学校選択制の問題に触れるなど、ときおり待ったをかけることもありますが大体において口が裂けてもNOとは言えないといった雰囲気です。

区長にいえないから役人に言う

 「NOと言えない自・公・民」、とくに公・民がとる手法が区長に文句が言えないので役人のせいだと決めつけ、彼らにくってかかること。
 明らかに区長の方針によって区民要求とのジレンマを起こしているのに“区長はすばらしい!…悪いのは役人”とするわけです。
 たまに“あんなに気持ちよく追求していて、野党がうらやましいよ”といわれることがありますが、区長が答弁にも立たないという野党の大変さに彼らが耐えられるかとどうか。
 もう長くなったのでこの辺で…
 
 って、あら? 議会報告というより感想文になっちゃいましたか…っていつものことか。
(08.3.21)
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