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クラスター爆弾のどこが「防衛上必要」か

 しんぶん赤旗紙上で製造・所持の禁止を訴えてきたクラスター爆弾。とうとう国際条約が成立しましたね。
 しかし本当に醜かったのが日本の態度でした。「防衛上必要」などと詭弁を弄(ろう)し、世界の足並みを崩し続けました。

明確な無差別性

 一個の親爆弾が炸裂し、200個にも及ぶ小爆弾が地上に降り注ぐクラスター爆弾。現代国際社会ではどんな戦闘状況でも無差別爆撃は禁止されていますが、まさにそんなの関係ねーとばかりの無差別殺戮兵器です。
 わざとかと思うほど無数の不発弾が地雷代わりになっており、問題視されています。不発した小爆弾の外観が国連が投下する救援物資のパッケージの色と似ていると指摘もありました。
 まあ、憲法9条の精神からすれば兵器に「差別」も「無差別」もありませんが、それにしてもその無差別性は他の兵器と比べて際立っています。

「悪いのは日本」とまで言われ…

 こうしたクラスター爆弾が制限されることはすでに話が進んでいました。しかし、イギリスやドイツなど保有国が幅広い例外を求めていました。
 しかし保有国で世論が高まり、今回はこの例外規定もなくしてほぼ全面禁止に踏み込む内容に発展していたのです。
 それなのにずっとしぶり続けたのが日本でした。「防衛上必要だ」と…いったいどんな場面で必要だというのか、さっぱり説明がつきません。
 まあ、この会議にも参加しないアメリカに気を使っていたというのが本音でしょう。

憲法9条の評判に泥を塗るな!

 自衛隊は空自も陸自もぼう大な数のクラスター爆弾をもっています。
 戦力を保持しないとした憲法9条の評判が高まっていますが、クラスター爆弾の保持は完全にこれに泥を塗る行為です。
 条約案に賛成した以上、十二月を待たず、率先して保有爆弾のすべてを廃棄すべきです。
(2008/06/02)
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