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原田あきら
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成績は十分だが貧しくて定時制に。
が、仕事の都合で定時制にもいけず…

都教祖杉並支部 定期大会

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 今度の質問との関係もあって都教祖杉並支部の定期大会に参加してきました。
 表題はそのとき先生から報告のあった生徒の話です。

本当に大変な中での教育

 仕事3つをかけもちするお母さん。夫がリストラされて4つ目の仕事に…
 その子どもは成績は十分だが家が貧しく、兄弟の生活もあり、定時制に行くことに。
 ところが…ついた仕事の都合でその定時制にもいけなくなりました。
 格差社会といいますがこんなことが本当に自分たちの区で起きているということに行政は気づけているのでしょうか。

急がし過ぎる…

 大会報告では忙しすぎて授業案も練れないほどの現場の実態が浮かび上がってきました。
 毎週一回、その週の授業案を提出し、自分の研修案や専科の計画案、学年の計画案に新任は初任者研修で、さらに区独自に2〜4年まで研修が続く…
 そこにきて今度は学習指導要領の改訂や教育ビジョン推進計画で小学校での英語教育だとか、道徳公開授業だとか、まーた気まぐれな教育課程が挿入されるわけです。
 いったいいつ授業の準備をすればいいのか!!
 本末転倒です。

小さな学校にはその良さが

 選択制で児童数が激減した区内のとある小学校の先生は、小さな学校にはそのよさがあると語りました。
 「子どもと教師、事務員さんがみんなつながっている。父母も保護者も観ればいい学校だってわかるのに…」といいます。
 ところが区教委からは、少人数のため1・2年生合同で入っていたプールで、今後は学年ごとに分けて入れなきゃ駄目といわれのないひどい仕打ちが。そうすれば見守る教師は一人。
 父母の助けも借りますが駄目なときは校長先生まで入ってプールの授業…悲惨です。
 区教委は子どもをおぼれさせるつもりでしょうか。
 区長は学校選択自由制など競争によって切磋琢磨が生まれるといっていますがただの現場いじめしか起こっていません。

子どもの笑顔が教師の笑顔!

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 都教祖のスローガンです。
 学校間競争をあおるだけの学力テストや授業の長時間化で疲れる子どもたち…それでもなんとか子どもの笑顔を絶やさないようにと工夫を続ける先生たち。
 組合があったから励ましあってやってこれたという若い先生の声。
 区にはどのように聞こえているのでしょうか。
 議会で区長は組合をまるで抵抗勢力かのように敵視しています。
 真の教師魂に燃える組合と、競争原理主義やら軍国主義思想やらにかられた区長の「教育改革」がせめぎあっています。
(08/06/10)
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